su
プロフィール

たか号(gatsutaka)

Author:たか号(gatsutaka)
コンタクトは下のアドレスもしくはコメントでどうぞ。
過去の古い日記へのコメントも大歓迎です。
garei#mars.dti.ne.jp
#を@にして下さい

ボーカロイドを扱った自作小説の一覧は→こちら
です。


そして、とうとう、とうとう、
ツイッター始めました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ネフレンを愛でる会

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

遅れてきた突っ込み
書きたいことは山ほどあるけど、暇がない。 だから、多分、どれも旬を過ぎた話題ばかりに なりそうなブログ。ここでのハンドルはたか号ですが、小説などはgatsutaka名で書いています。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

初音ミクが紅白出るの?
小林幸子さんの2015年紅白曲が「千本桜」に決まったそうで、報道内容からみて初音ミクとの共演もあるのかもしれません。

これ、ね。
うーん。まあ、いいんだけど。うーん。

私はこの形でのミクの紅白出場は望んでいなかったなあ。

ミク(ボカロ)単独で紅白の扉を開けるのは難しいと思っていたから、とりあえずはしょうがないんだけど。
うーん。

小林さん嫌いじゃないんですよ。
私は演歌は聴かないけど、「おもいで酒」なら歌詞を見ないでも歌えます。

だけどねえ。
この形での出演はちょっと嫌かも。
これまでミクを見たことがない、聞いたことがない人に、小林さんとのペアリングで記憶に残ることが嫌なのです。

だって、それだと小林さんの添え物でしょう?

去年くらいに企画コーナーとして単独で出て欲しかったなあ。

今年ミクが出るとはまだ公表されてはいませんけどね。

==

2015/12/31 22:40 ああ、よかった。

スポンサーサイト
「Atelier SunLight が がんばらせていただきました」紹介及び感想
とらのあなに委託販売されているボカロCDをときどき買っています。
イベントの後などに新着を見ると沢山出てくるのです。

最近では私が知らないPさんが殆どです。
ニコ動にクロスフェードがあったりしますけど、一つ一つ聞くのも億劫だし、ダイジェストではよく分からないことがあります。

でどうするかというと、単純です。 ジャケ買いします。w

A)まずジャケットのイラストが私の好みにあっているか。
B)次にCDのタイトルが私の好みにあっているか。
C)最後に並んでいる曲名が私の好みにあっているか。

恐ろしいですねえ。www

でもこれで外れをつかむことはあまりありません。
外れと言っては失礼かな。好みに合わないものという意味です。

逆に、聞けば気に入るのに、上のA)B)C)で除外されてしまうCDも多いのかもしれません。
それは仕方ない。

先月4枚買いました。
どれも今まで聞いたことのないPさんです。

その中に大当たりが入っていました。

「Atelier "SunLight" が がんばらせていただきました」

ganbarasete.jpg
このイラストに付けたリンクはとらのあなの販売ページです。

実を言えはこのCDはA)の条件の時点で微妙だったのです。
私にはメガネ萌え属性が乏しく、特に最近よく目にするフレームの上側がないメガネがあまり好きではありません。
ヘッドフォンを首にかけているのはいいとしても、ミクのあの表情は「比較的強い意思」を感じさせます。
これはCDタイトルとちょっとイメージがずれていなかなとも思いました。
でもまあ、C)が合致しているし、ついでだからと買うことにしたのです。

あ、でもこれ、ジャケのイラストが嫌いだという意味ではありません。
嫌いだったらそもそも買う候補にしません。
(ちなみに、私のかみさんはメガネ女子です)

そして聞いてみて、収録されている全ての曲が私の好みに見事に合っていました。

端正な旋律。絶妙な調声。
奇をてらうことのないオーソドックスな、それでいてバラエティがあってしかも随所に面白い工夫がなされているアレンジ。
ミクの声を前面に出していて伴奏の押しつけがましさを感じさせないのが耳にとても心地いいです。

そして何より、歌詞に描かれている世界、場面、心情が私のストライクゾーンど真ん中でした。

Aterie "Sunlight"は楽師のKossさん(こっさん)を中心としたPIAPROのコラボで、これまでも多くの曲が発表されています。→ そのコラボのページはこちら
まだ他の曲は聞いていませんが、楽しみが増えました。


各曲紹介:かなり独断の感想を含みます
曲タイトルに付けたリンクはニコ動ページです。
6以外はまだ見ていないので、CDに収録されているものと同じかどうかは確認していません。
動画が見当たらない曲は最後に付けたクロスフェードでどうぞ。

1.がんばらせていただきました

 この曲のタイトルも私にとっては微妙でした。
 これまでこのブログに何度か書いていますが、私は最近の流行(はやり)である「~させて頂きました症候群」を苦々しく感じており、個人的にはなるべくこの表現を避けるようにしているのです。
 しかしこの曲の歌詞の中心的タームである「がんばらせていただきました」は巷の症候群を逆手に取って、とても好感を持てる形で使われています。
 付き合いだしてまだ日の浅い初々しいカップルの何度目かのデート。
 今回は女の子のほうが企画して男の子を楽しませるために頑張ったことを「あなたのためにがんばらせていただきました」と表現しています。
 この距離感がいい。
「好みじゃないですか?」「もう ずるいです」「あと少しだけでいいのでこっちを向いてくれませんか」「とろけちゃいます」という、多分口には出せていない気持ちの部分は聞いていてまさにメロメロです。
「よく似合ってる」「がんばらなくていいよ」と言う男の子の反応もとてもいいのです。
 しかもそれだけではありません。
 歌詞に描かれている状況は上に書いた通りですが、この曲には多分もう一つの意味が込めてあります。
「大切なあなた」は第一義的にはデートの相手のことですが、それはそのままこの歌を聴いている人(つまり私の場合は私)でもあるのです。
「事前にリサーチしてきました」という部分は、このCDに収録してある曲全てのことを指しているのでしょう。
 あざといなあ。勿論、良い意味でね。w


2.トキメキ☆片思い少女

 とてもシンプル且つストレートな女の子視点の片思いソングです。
 全体的な雰囲気は、シングルCDのカップリング曲という感じかな。
 ただ英語の部分は、本当にこれでいいのか? と思ったりして。w


3.Feel your World

 外部に対して心を閉ざしていた女の子が「あなた」に外に連れ出されるという内容の歌です。
 現実にはあまり考えにくい状況ですけれど、女の子視点で描かれているので、少しずつ心を開いていく様子が読み取れて気持ちが穏やかになります。
 ただミクの声が最初から最後まで同じ明るいトーンなので、前半はもう少し抑え気味にしたほうがよかったかなあと思います。


4.君と最後のサヨナラを

 3曲目まではどちらかと言えばハッピーソングでしたが、ここから切ない系の歌になります。
 でもこの歌のアレンジはロックになっていて、ダンサブルですらあるというのは面白いです。
 聞いていて飽きることがありません。
 カラオケで歌うと盛り上がるでしょう。


5.闇に咲く月

 このアルバムの中では異色な和風アレンジの歌です。
 歌詞も象徴的な言葉が選ばれていて、他の曲に対して一線を画しています。
 その意味で少しとっつきにくい、解釈しにくい歌ではあります。
「写し身」「満開の月」といった独特の言い回しがあり、そしてタイトルが単純に月のことを指しているのはないらしいこともこの歌の深さにつながっています。
 何度も繰り返して聞いて味わったほうがいいでしょう。
 余談ですけど、歌詞カードを読む前は「うつしみ」は「現身」だと思っていて、それが消え去る? どういうこと? と悩んでいました。
 私にとって「写し身」って言えばつばさクロニクルのさくらと小狼だからなあ。w


6.愛してたよ

 CDに収録されているのはストリングバージョンです。ニコ動にはピアノバージョンが投稿されています。
 名曲ですよ。なのにあの再生数は何なんだ。
 これこそ「もっと評価されるべき」でしょう。
 でもピアノ版より、ストリング版のほうが完成度が高いかなと思います。
 気になったのは歌詞が女の子視点であることです。
 男は昔の恋愛を引きずりますが、女性は割とさっぱり切り捨ててしまうことが多いですよね。(先日見たテレビのバラエティでもそんな話をしていました)
 だから女性リスナーにどの程度共感を持ってもらえるかなあと思ったりするのです。


7.Close Memory

 こちらは男性視点。これも名曲。
 歌詞の構成、曲の構成、どちらも素晴らしいです。
 6とは別の状況ですけど、Kossさんの心情としては同じなのかもしれません。
 4のほうがもっと近いですね。4は別れの場面で感じていること、7は後になって感じることです。
 具体的な数字が示す距離感と、ずっと後になって気づく君の言葉の意味が切なさを引き立てます。
 後半がちょっとくどいかなあ。もう少し切り詰めたほうが良かったかもしれません。
 それと、電話の場面がこの曲の中でどういう時間と場所に関する位置付けになるのかよくわかりませんでした。※
 この場面も昔のことなんだろうけど、折角の「電話越しの距躍は測れない」が河川敷での50センチ、雪の道での20メートルと対比させたとき思ったほど活きてこないのです。


8.か゛んは゛らせていたた゛きました

 1曲目をピアノだけのアレンジでスローバラードにして、このCDを聞いた人にミクが語りかけるという内容です。
「うん、気持ちが伝わったよ。ミク、よく頑張った」と言いたくなります。
 これは勿論Kossさんご自身の気持ちを発露させた歌詞なのでしょう。
 Kossさんの戦略に見事に嵌ってるなあ。w

 なお、濁点を外出しにしているのは、Gracenoteサービスの表記に依っています。
 歌詞カードやCDの帯では普通に表記してあるのになぜかな。w


クロスフェードはこちら → クロスフェード動画



手放しで褒めるつもりが、かなり言いたいこと言ってしまった、済みません。w

多分ね、がんばったことは本当によく伝わるのですが、もう一皮剥けて欲しいのだと思います。
それが具体的にどういうことかを言葉で表現することができないのがもどかしい。

それと、この文章はCDの8曲と愛してたよのピアノバージョンだけ聞いた状態で書いた文章です。
KossさんそしてAtelier "Sunlight" の皆さんの全貌はまだ知らないので、これだけではかなり的外れかもしれません。その場合はご容赦下さい。




※ 7/8 7)Closed Memory に関する追記

おーっと。
歌詞をもう一度読んだら、「君との思い出が蘇って気付く」ということから電話の場面は現在なのかもしれないと思えてきました。

しかし電話が現在だとすると「どうして僕は 君の事を今更になって思い出すんだろう」「どうして僕は 君の言葉を今までずっど忘れてたんだろう」という記述が、後者はともかく、前者は整つい合性が取れません。

君から電話があった → それによって君との思い出が蘇った
であるのなら、「どうして僕は 君の事を今更になって思い出すんだろう」という疑問が意味をなしません。

やはり電話は過去のことなのかなあ。

a)電話 → 河川敷 → 雪の道 →→ 現在
b)河川敷 → 電話 → 雪の道 →→ 現在
c)河川敷 → 雪の道 → 電話 →→ 現在
d)河川敷 → 雪の道 →→ 現在(電話)

時系列を歌詞の流れ(順序)から考えればc)かd)です。
しかし雪の道で手を振った後に電話があったとするc)は考えにくいです。
この二人の関係から想像すると、現在になって君が電話をしてくるd)も不自然です。
それに「君の事を今更になって思い出すんだろう」との整合性の問題もあります。

私はb)が一番しっくりくるように思っています。だけど確証はありません。

河川敷で「意外と幸せに」の会話があった → 電話で「さよなら」を言われた → 雪の道で別れた → 今更君のことを思い出した(きっかけは不明)

結局この歌は、聞く人それぞれに色々なストーリーを考えることが可能なのでしょう。
気に入った歌なら尚更です。でなかったらこんなに考えたりしません。

作者であるKossさんが考えていた設定はあるにしてもです。

==

最初、この文章のタイトルを
「Atelier "SunLight" が がんばらせていただきました」紹介及び感想
にしてました。
もう4日たつのにGoogle検索に全く出てきません。

普通は2,3日で、早い時は翌日には出るのになぜだろう。
一週間は待たないといけないのかなあ。

もしかしてと思って、「””」を消してみます。
全くの思いつきなんですけど。

==

2013/7/31 追記

うーん。
お気に召さなかったかなあ。
調子こいて好き放題書いたのが失敗だったか。

作者さんにメールを差し上げてここを読まれたのは間違いないのですが、見事に完無視されました。
もう一週間以上経つのに直接の返信はもとより、その後に書かれたブログやツイッターでの言及もありません。
プロの作り手さんは無反応が普通なので、感想を書いた程度でこちらから連絡することはしないんだけど、同人作品でこういう扱いは珍しいなぁ。

内容に気を悪くされたのであれば本当に申し訳ないです。
それとも、感想文には対応しないというポリシーをお持ちなのか。
でもブログに「感想をお聞かせください」とあるんだよなあ。
解せない。

ちなみに、これまで私が何等かの連絡をして返信などをもらえなかったのは
xxxxxxさん、xxxxxさん、xxxxxさん、xxxxさん
くらいかな。ボカロ関係だけです。
感想ではなく小説の素材に使わせてもらったという連絡が殆ど。
勿論、これに数倍する方から丁寧な返信を頂いていますし、そもそも勝手にメールなどを送りつけておいて返信がないと愚痴るのは傲岸そのものですけれどね。
ボカロと関係のないプロの作り手さんに出す連絡はファンレターみたいなものだから勘定外にしています。(出したこともあまりないです)

しかし困ったなあ。
このブログに「刹那プラス+」感想と、「ぼかろ男子ぼかろ女子」感想を書いていて、検索でそのページを読みに来る人が多いから、ぼちぼち「みきとP」さんに連絡入れようかなとタイミングを計っていたのですが。
気勢を削がれてしまった。w
止めといたがいいのかな。

==

2013/8/2 追記

7/31に行った追記の件、書いた勢いでそのまま載せはしたものの、それから丸一日ずっと後悔していました。

どんな理由、動機であれ、人の後ろからいきなり切りつけるような文章を公開してはいけなかったと。

それに、自分でもネット上で何か連絡貰ったら返事の文章を一週間くらい考え込むことをよくやるくせに。

私は2005年に始めたこのブログに載せた文章を削除したことは一度もありません。

でも、これはダメだ。
そう考えて、追記部分を消し、そこに自戒を込めた文章を入れることにしました。

8/1、リフレッシュデイ(No残業Day)だったのを幸い、午後6時半に会社を出て家に着いたのが午後8時。
急いでパソコンを開き、念のために前日からその時間までこのページへの閲覧の有無をチェックしてみました。
もし私が知っている人が読んでいたらもう一度ここを読んでもらいたかったからです。ところが。

あ!

2時間程前にリファラー無しでこのページを閲覧した履歴がありました。
検索からならGoogleやYahooのリファラーが出ます。
お気に入りとか直接URL入力の場合はこのブログのトップになるのが普通です。
このページのエントリー番号を知っているのは私とKossさんだけです。
つまり、Kossさん以外有りえません。

一瞬目を疑って、それから徐にノートパソコンを閉じました。

うわー。
申し訳ない。まさかタッチの差で間に合わなかったとは。
どうしよう。どうしよう。

午後11時にもう一度パソコンを開いてブログの管理画面を出したら、コメントを頂いていました。
うわー。
あー、どうしよう。

そのコメントをすぐに読む度胸はありませんでした。

家族で唯一この手の話ができる娘(ネットと同人に造詣がある)に相談したら、
「フィクションみたいな展開だね。せめて一か月は待つべきじゃなかったの? 今更だけど御免なさいって言うしかないでしょ」
と言われました。まあ、そうだよなあ。orz

ここまでは、頂いたコメントを読んでいない状態で書きました、

そして今、Kossさんのコメントを読んで、どうしてあと一日待たなかったのかと、悔やんでも悔やみきれません。
喜んで頂けてて本当によかった。

コメントありがとうございました。

7/31の追記は自らへの戒めのために、そのままにしておきます。

小説 千本桜 感想
追記 2017/9/7

JーCASTのこのニュース → 
初音ミク「千本桜」自粛危機? 「ICBM」歌詞に一部ファンから懸念も

カラオケで歌って不謹慎になるかなと考えるのは、まじめで優しい性格のいい子なんでしょうね。
でもその考えは間違っている。
この記事自体も飛ばし過ぎに見えるけれど。

さっき投稿したツイート

#千本桜 が不謹慎になるかもだって?
歌詞の解釈は多様でいいけど、仮にあれが #ICBM 賛美でも何の問題もない。
武器で脅されている状況で「謹慎」を考えるなんて、臆病者のやることだよ。
戦後教育の成果で腰抜けにされている。その自覚さえないんだろうなあ。


お詫び 2017/6/21

「5巻感想]」で検索してこのページを開く方がまだまだいらっしゃいます。
残念ながら5巻感想は書いていません。
5巻読み始めて、1/4くらいで止めてしまったのです。
当分、その先を読む気もありません。
つまり感想どころか、私は小説千本桜の結末も知らないのです。

なぜやめたのかって?
それは言わぬが花かな。


2015/11/3追記
お待たせしました。
四巻感想を追加しました。
一か月かかってしまった。

2015/10/3 追記
四巻は一昨日届いていますがまだ読み終わっていません。
だからここにあるのはまだ参の感想までです。
それにしても肆にするのかと思ったら、単純に四でしたね。
まあ、肆は普通読めないもんなあ。


2015/7/18追記

昨日 千本桜の鈴/錬がうちにやってきました。
ご招待したのが去年の11月だったから、半年以上待ちました。
senbon_rinlen50.jpg ← クリックで拡大
まだ箱から出していません。光が反射するので撮影が難しいです。

未來は。 ・・・・・・ご免。
うちに連れてこれなかった。
鈴錬2人で15,796円(今日現在のamazon価格は20,290円)。
未來1人で同じくらいするんだもん。orz

あ、でもね。
こんなミクさんはうちにご招待してるんです。

おいでになるのは来年の3月。
お高いお嬢さんだ。www

2013/11/6 追記

千本桜 弐 (2巻)は今読んでいます。
読み終わったら、感想をこのページの下に追記します。
もうちょっとお待ち下さい。

2013/11/11 追記
弐の感想を下の方に追記しました。

2015/3/17 追記
参の感想を下の方に追記しました。

==以下本文

「何だこれは?」

読み終わっての感想です。
この感想には、賞賛と唖然、驚嘆と呆然が入り混じっています。


小説 千本桜小説 千本桜
(2013/03/09)
黒うさP/WhiteFlame、一斗まる 他

商品詳細を見る


黒うさPさんの元歌「千本桜」は、歌詞、メロディ、アレンジの素晴らしさに加え、PVに現れるボカロキャラの異様さと可愛らしさを兼ね備えた風貌・仕草、有りえへんそれでいて心奪われるファッション、舞い散る桜吹雪、回る風車、醸し出される大正浪漫といった混沌をかき混ぜて「クール」としか表現のしようのない世界を作り出しています。

まさに、ボカロ作品の大いなる金字塔です。

 余談ですけど、金字塔は「金の字の形をした塔=ピラミッド」のことらしいですね。
 ボカロ作品のピラミッドと言っちゃうと、かなりニュアンスが違うよなあ。
 英語で言うmonumental landmarkも「記念碑」的な意味合いが強いから、ここではやはり日本語の金字塔にしておきます。

ボカロ小説書きとしては当然食指をそそられます。
でも、これは超難しい。
書くとしても歌詞やPVのつまみ食いくらいしかできないだろうと思いましたし、その気にもなれませんでした。

また千本桜が舞台ミュージカルになる、キャストへの不満が噴出しているなんてニュースを見ても、舞台なんか田舎者には縁のないことなのであまり興味は湧きませんでした。

しかし小説が出版されるとなれば、これは是非読みたくなります。
で、買って読みました。以下「小説 千本桜」を「本作品」とします。

4月に入ってから注文して、届いたのは4/5付の再版本でした。
初版が3/9だから、一か月で再版がかかったということです。
初版で何部刷ったのか分かりませんが、現在文芸書は初版3000部が当たり前なのだそうです。少ないですね。某人気作家の新刊が数日で100万部なんて極め付きの例外です。
本作品は最初からある程度売れることが見込めたかもしれないけれど、冒険はできないでしょうしね。

例によって、本作品が普通に市販されている刊行物であることから、遠慮なく好き放題言わせてもらいます。

読み始めて、かなり戸惑いました。

「小説版初音ミクの消失」を読んだときの戸惑いとはちょっと違います。
消失は描かれている「世界そのもの」が元歌の世界と「全く違っていた」ことによる戸惑いでした。だからその世界に浸ることができれば解消してしまう戸惑いです。

本作品の世界は元歌の世界そのものとかなり同じもの似たものになっています。
だけど「小説そのもの」が、「これ、どう受け止めればいいのだろう」という戸惑いを読者である私に投げつけてくるのです。

一般に、小説作品はそれぞれ何らかのテイストを持っています。
シリアスならシリアスの、コメディならコメディのテイストがあります。
文体であったり、描かれる内容であったり、行間や余白にまでそれが存在しています。
アクセント的に別のテイストが混入している作品もよくありますし、「泣いて笑って感動して」なんて作品も存在してはいます。
それでも全体として統一されたテイストがあって、一つの作品を形作っているのが普通です。

本作品のテイストはブレまくっていました。
これが戸惑いの根本原因です。

本作品には、元歌の歌詞やPVに描かれている要素が沢山盛り込んであります。
中にはアクロバティックな形で言及してあるものもあります。(断頭台とか)
そして歌詞やPVにない要素も相当量含まれています。
遊郭、ドレス、ダンス、邸宅の調度品、上流の社交、馬術、軍隊組織といった辺りの記述に、作者さんの持つ知識の豊富さ、参考資料の扱いの巧みさが感じられます。

なのに。
なぜこうなった? ww

神隠しに遭った未來の困惑と順応の早さ、影憑きによるホラー的な部分、流歌を中心としたコメディ系のタッチ、御前賀大将など脇役の名付けセンス、華族的憧れの世界。
どこまでマジで、どこまで冗談なのか。それが分からないのです。

正直、市販本として過大な期待をすると肩すかしだと思います。
折角の極上の素材なのに、それに見合う格調が足りません。
全体的に同人作品のフレーバーが強いのです、
(テイストとかフレーバーとか、私も何言ってるんだろう。w)

また本作品は明らかに「第一巻」扱いです。
これから千本桜の世界とそこにいる6人のボカロキャラを使って続編が書かれ、毎回発生する事件を解決しながら色々な謎が明かされていくという構成になるのかな。
これもちょっと嫌なんだなあ。

個人的な希望としては、本作品の倍くらいのボリュームで、上下巻完結、たまにほのぼのギャグの要素を織り込むにしても、全体としては格調あるシリアスタッチで千本桜を描いて欲しかった。
シリーズになるのか、次の続編で完結するのかは分かりませんけどね。

== 以下は各論です。

私はオカマ忍者が出てきた時点で読むのを止めようかと思いました。
未來が神隠しに遭うまでの描写はかなりいい雰囲気だったのに、オカマ忍者によってすべてぶち壊しだと感じたのです。
だって、私にとってオカマが出てくる小説なんか読む価値がありません。 ※

オカマキャラはお手軽なようでいて実は扱うのがとても難しいです。
破壊力が強すぎるからです。(ここで言う破壊力は、物語の中でのそのキャラの持つ力のことではなく、作品世界の質を左右する力という意味です)
扱いを間違うと読者がそのキャラを受け入れられず、最悪の場合作品からも離れてしまいます。
例えばテレビのバラエティ、トークショーなどにお姉キャラが出ていると、人によっては「こいつの顔とか喋りは見たくない」とチャンネルを変えてしまうあの感覚です。
ワンピースのボン・クレーやイワンコフでも読者がその存在に馴染むには時間がかかります。
彼らはそれぞれ「いいやつ」でした。
それでも難しいのだから、憎まれ役の敵キャラの場合はもっと難しいでしょう。

投げ出したい気持ちを抑えて読み進んでいくと、その先に描かれていたのは実に魅力的な帝都桜京の姿でした。

あの町の構成、歴史、社会、国家組織、皇室という辺りはもう少し明らかにしてほしかったです。
本作品だけでは張りぼての町のように感じられます。
続きを予定して小出しになるのは仕方ないですけれど。

大正浪漫の世界を平成の世界と並列にするために、大正100年という設定にしたのはかなり無理があるなあ。w (ちなみに今年平成25年は大正102年です)
この場合、大正天皇は御年幾つになられるのだろう。
元号制度が変わっているのかもしれませんけどね。

テクノロジー、特に電気系の機器が発達していないという設定もちょっと厳しいかな。
桜京の領域の外側に東京タワーを彷彿とさせる構造物がありましたけど、東京タワーは電波塔だからなあ。

こういう野暮な突っ込みはともかく、上流階級にとって桜京は住みよい街なのだろうということはよくわかりました。

華族(貴族)制度は今の日本人にはなじみがありません。
公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵という階層の序列、意味合いもよほど興味がないと知らないでしょう。
逆に言えば詳しく知っている必要もないから、おとぎ話的な憧れの存在ってくらいのところでいいのかな。
でも靑音子爵家の収入源はどうなっているのでしょうね。
海斗准佐の給料だけではあの邸宅を維持することすらできないでしょうから。

それにしても海斗(カイト)は恰好良すぎですね。
20歳独身の子爵様。軍の将校で顔が良くて頼りがいもある。
しかも光源氏的シスコン。w 「辞書を引け」ww
あの歳で将校になれるものなのだろうか。
士官学校には行ったのかな。家柄と能力のせいなのでしょうか。

鳴子(メイコ)23歳はまだ謎の多い存在です。
年齢を聞かれて14歳と答えたところは爆笑しました。
メーちゃん、それ無理だよ。w
本職が花魁で、軍の密偵もやってるという設定にはもっと無理を感じるけれど、よく思いついたなとも思えます。

鈴・錬は12歳という設定。公式のリンレンより2歳下です。
面白いキャラとして描かれていると思います。

流歌(ルカ)18歳のキャラ設定には意表を突かれました。
でもちょっと極端にしすぎかな。
「ドジ」という何ともドジな表現を久々に目にしました。

未來(ミク)は14歳。これも2歳下です。
未来と鈴・錬がからむエピソードでの行動は、この年齢設定のせいか普通イメージしているキャラよりも若干幼く感じます。
狙ってそうしているのであれば、これは上手いと思いました。

ただね。(さあ、始まりますよ。www)

なぜ未來の自己人称は「ボク」なのでしょう。
元歌の歌詞にその設定はありません。

歌詞にあったよ。ORZ
この部分に関しては下に追記しました。


本作品で敢えてそうしたからには何等かの理由があるはずです。

本作品に描かれている未來の発言や性格、雰囲気からみて、「ボクにする必然」は全く感じられません。

以前からこのブログで何度も表明していますが、私は「ボク」もしくは「僕」を自称とする少女キャラが嫌いなんです。

ミクの歌の中にはこれを自称にしているものが結構あります。
歌詞を解釈する上で主人公が男なのか女なのか判断が難しいものもあったりしますが、デフォルトもしくはデファクトで「少女」と受け取られることが多いです。
代表は暴走Pさんの「初音ミクの消失」かな。
私が解釈に悩んだみきとPさんの「小夜子」、Dixie Flatlineさんの「ジェイコブズ・ラダー」、DECO*27さんの「ゆめゆめ」なんかもそうです。

これらは大好きな歌なので「男性であるPさんが、ミクに『ボク』を使わせることで自分の気持ちを仮託している」もしくは「男女どちらにでも解釈できるよう敢えて『ボク』にしている」と理解して受け入れていました。

しかし本作品はそのどちらにも当てはまりません。

少し乱暴ですが、少女がボクと自称する理由を2つに分類してみます。

(1) 頭が良くて、色々考えた末に何等かの目的でそうしている

涼宮ハルヒシリーズの佐々木がこれに当たります。キョンの説明では「色恋沙汰で男が寄ってくるのを未然に防ぐため」だそうです。

(2) 頭が悪くて、もしくはまだ幼くて、何も考えずにそうしている

小さな女の子がお兄ちゃんのマネをして、などがこれに当たります、
ずっと昔の女性アイドル歌手の歌に、高校生設定の歌詞で「ぼく」というのがあったなあ。あれは頭悪そうだった。

本作品の未來は(1)ではなさそうです。かと言って(2)とも言い難い。
とすれば、第3のカテゴリーを考えなければなりません。

(3) 本人の意思には関係なく周囲がそうさせている

親が言わせているとかね。
小説だと作品内の事情ではなく、作者さんの意思によってということになります。
未來に未成熟中性的な印象を与えるために「ボク」と言わせているのかもしれません。
14歳という年齢設定からもそれが窺えます。
作者の意思だと考えれば、海斗が未來の自称をとがめない不自然さも理解できます。

この解釈が正しいとしたとき、私は千本桜の世界で「ボク」と自称するミクを受け入れることができるか?

続編で未來が何かをきっかけに成長して「ボク」という自称を止めるなんて展開なら面白いですけどね。そうなるとも限らないしなあ。

でも、うーん。
しゃーない。許す。www


ただね。(再び出ました。www)

たわわな胸が上下に大きく揺れる。
このボクへのーー挑戦としか思えない。

オカマ忍者との最初の対決の場面、つまり物語の始めの頃に出てくる文章です。
胸に関するミクの「お約束」として笑いを誘う部分なんだろうけれど。

作品全体にこのような文章が散りばめられています。
未來だけでなく、錬、流歌、御前賀大将令嬢悠那にも。

その笑いのベクトルが、微妙に明後日の方を向いています。
笑いのセンスが合わないということではありません。
若干レトロな、つまり少し古臭いギャグになっており、例えて言えば高橋留美子さんがよく使うようなもので、状況によっては大受けします。

でも何かしっくりこない。
これは要するに、千本桜の世界に私が求める格調高さとの落差のせいでしょう。

ある程度は入っていてもいい。
でもその回数はできるだけ絞るべきだし、一部内容(流歌の極端なボケ、御前賀悠那のボケを通り越したキャラ設定など)ははっきり言って無駄だし邪魔だと思います。

==

結論

本作品を未読の人に諸手を挙げてお勧めすることはできません。
元歌への思い入れが強い人には猶更です。

全く評価していないようですけど、楽しんだ部分もあります。
貶すだけが目的であれば私はここに感想は書きませんから。

元歌をベースにした軽く楽しめる読み物を期待している人にはとてもいいと思います。
対象年齢は中高生くらいかな。

それとカイト萌えの人。
海斗、滅茶苦茶かっこいいですよ。

また、本文中に差し込まれている沢山のイラストはいい出来です。
口絵になっているカラーイラストは一見の価値がある素晴らしさだと思います。

作者である一斗まるさんの多才さには嫉妬を覚えざるを得ません。

さて、続編を待つか。
え? 待つの? > 自分

==

この感想でキャラの名前は意識的に漢字とカタカナの表記を変えています。
つまり、「未來」は本作品の登場人物「初音未來」、「ミク」は「未來を含む初音ミク全般」として書き分けています。
他のキャラも同様です。

※ 補足しておきます。

私はオカマもしくはお姉を肯定も否定もしません。

それぞれの意思で好きなように生きるのは構いません。
だけど、私のテリトリーに無断で入ってきて欲しくはありません。

差別的にそう思っているのではなく、単にその生き方に興味がないだけです。
私はヤンキーに全く興味がなく、ヤンキーマンガに価値を見いだせないのと同じです。

==

2013/4/29追記

「君が歌い 僕が踊る」

歌詞に「ボク」が入っていることを失念していたせいで、それを前提とした論理構成が崩れてしまいました。

元歌を何度も聞いているのになぜそうなったのか。
それは私が歌詞のこの部分を聞く度に「女性である君が歌い 男性である僕が踊る」という場面を想起していたからです。

歌詞にはもう一か所人称が出てきます。
「君の声も届かないよ」

そもそもこの歌の主人公は男なのか女なのか。
歌っているのはミクで、PVの主役もミクです。

でも「夜に紛れて届かない声」の主は普通に考えると女性です。
男の声に関してこのような表現をすることはあまり考えられません。
これに限らず、歌詞全体が男性視点で描かれている印象があります。

であれば、PVのミクはどういう立場になるのか。
中性的な存在として男性の側面を見せているのか。
そのような見方も可能ですが、私はあのミクは性別を超越した存在として登場しているのではないかと感じます。
男でも女でも中性でもない、「ミク」なのです。

自分でも何言ってるんだろうと思います。
しかしこう捉えることで、少なくとも私にとっては歌詞の視点の問題、PVとの整合性の問題がクリアになるのです。

では本作品の未來はどうか。

未來は女性です。
まだ未成熟かもしれないけれど、オカマ忍者の胸が揺れるのを自分への挑戦と考える女性です。

その未來が「ボク」を自称することに関しては、まあそうなっちゃってるんだから仕方ない。許すことにします。結局上と同じ結論だ。w

ちょっとパニックになって急ごしらえで考えたことなので、論理的整合性には自信ありません。w

==

2013/11/11追記

弐感想

読み終わりました。


小説 千本桜 弐小説 千本桜 弐
(2013/10/31)
一斗まる

商品詳細を見る


あっれ~---ぇぇぇ-。
どういうこと?

以下の斜字体の部分は2巻を2/3程読み進んだときに書き始めた感想です。


あれ? なんか、とても良くなってない?
私の好みを基準にしてということです。
二巻になって、私があの世界に馴染んできたことがそう感じる原因かもしれません。

まさか一斗まるさんが上の感想を読まれて、「よーし、見てろ!!」とそれを意識して二巻目を書いたってことではないですよね。

だけど、変えるべきところは変え、譲れないところはそのままにしつつも記述に配慮を加えてあるように感じました。私の妄想ですけれど。

・未來の人称「ボク」の問題
  私が許そうが許すまいが、「ボク」は基本設定として変えることができません。
  でも、神楽舞の稽古の場面で先輩巫女に対して「ボク……いえ、私が」と言い直した部分は、未來がボクという自称を目上の人に使うのは失礼であると認識していることを示しています。
  これは「ボク」を嫌う私への作者さんの配慮ではないでしょうか。(妄)

・無駄に派手だった笑いを誘う部分
  明後日の方を向いていると感じた笑いのベクトルが矯正されて、洗練された、読んだ一瞬後に笑いが込み上げてくるような場面が多くなりました。
  流歌のドジさの描写にもそれを感じます。
  海斗に敢えてドジと発言させたのは、上で「『ドジ』という何ともドジな表現を久々に目にしました」と書いたこの私へのーー挑戦としか思えない。(笑・妄)
  もう一つ目立ったのがその海斗です。
  風呂場で流歌の裸を目にして放った言葉、遊郭で服を脱がされている場面、辞書を引けと言われた未來が実際にその言葉を調べてみたら塗りつぶされていたところ、などなど。
  不必要な解説無しで、話の流れから読者が自然に笑えるような文章になっています。  私はこういうのが好きなのです。




ここまで書いて、その日の夜に残り1/3を読みました。

自分に都合よく錯覚してたのかなあ。

曲馬団との対決から先は全然ダメじゃん。

2巻を読み終わって思うのは、影憑という存在の設定が1巻も含めた本作品の質を損なっているということです。

科白が安っぽいのです。
未來達がどんなに窮地に陥っても、こんな連中に負ける訳ないじゃんと思わせてしまいます。
深みも何もない、昭和中期頃までの子供向け冒険活劇レベルだもんなあ。
本作の狙いがそういう世界に浸るということなのかもしれないけれど、それだけじゃ物足りないですよね。

流歌を騙して契約させて四天王に加えるという辺りは誰も納得できないでしょう。
音速を超えるという鞭使いを実演させた上で契約したとも思えないし、仲間に取り込むのであればまず流歌を影憑にしてしまうだろうからです。

二か所挿入されていた自動人形に関する韻文的な部分は結構いい雰囲気を作っていたのに、明かされてみれば何だこんなことかと、

そもそも曲馬団が桜京にやってきた理由は何なんなのか。
各地で興行しながら逃げた錬鈴を探していて、たまたま桜京で見つかったということ?

だったら、パレードに参加した時点で捕えてしまえばいい話であって、一度解放して来るかどうか分からない興行初日に罠を仕掛けるなん不自然です。

そういう細かい(細かいというよりストーリーの根本のような気もしますが)点には目をつぶって、影憑の正体がまだ分からない現時点では受け入れるしかないのかなあ。

影憑を含めた桜京世界全体の世界観は当然作ってあるのでしょうが、その全てが見えていない状況で世界の断面であるそれぞれの場面を提示されることで、切り口の質の違いに戸惑っているのかもしれません。

==

小説 千本桜 参小説 千本桜 参
(2015/03/06)
一斗まる

商品詳細を見る


2015/3/17 追記

千本桜参

 今回はインターミッション的な巻でした。
 冒頭でミクが意識を失った事件が巻末の事件につながっているようなそうでないような。全体としてはこの巻内だけでは何も分かりません。

 特筆すべきは鳴子の境遇、海斗との馴初めが明かされたことでしょうか。
 でも神憑きという存在の全貌がまだ明らかではないので、未來を含めて分からないこともまだまだ多いです。

 神憑きは身体の成長が止まるという設定には驚いたなあ。
 これによって大正100年という年代の謎が明らかになりました。

 弐から参で期間が開いたのは、後書きにある一斗丸さんの入院などがその理由らしいです。
 今回本文中のイラストが少ないのはそれも影響しているのかもしれません。
 実際に数えたのではないので、本当に少ないのかどうかは確認していません。

 参巻を読み終わっての印象は「とても洗練されてきている」というものでした。
 それは文章であり、エピソードであり、ギャグであり、それらの総体としての印象です。

 それによって、壱、弐に比べてワイルドさが若干薄くなったかな。
 上で格調が足りないとか散々批判しておいて今更こう言うのも何ですけど。
 まあ、この辺りの匙加減は難しいですからね。

 参巻に現れた影憑きは、従来に比べてより不気味で恐ろしげなものになっていました。
 こういう底の見えない存在がいいですね。
 現時点では影憑きの「目的」が見えなさ過ぎではありますが。

 でも、未來はちょっと無防備過ぎないかなあ。
 この世界での元々の未來に比べて平成からやってきた未來はかなりぽやーんとした存在だから、危なっかしいんです。
 海斗がその辺りに気を配っている風でもないのがちょっと解せません。

 あ、海斗と言えば未來が縫った出来損ない浴衣を狂喜して着ていたエピソードは笑っちゃいました。普段のクールな海斗との落差が面白いです。
 これは壱巻感想で私が書いた
>でもその回数はできるだけ絞るべき
 に相当する部分になっているのでしょうか。(嬉w)

 海斗は最終的に未來をどうしたいのでしょうね。

 では、次巻(肆かな?)を待つことにします。

==

参巻に引き続き、四巻もなかなかいい雰囲気でした。

ところどころに「あれ? これって作者さんがここの文章を読んでるってこと?」と思わせる部分があります。(妄想もしくは現実)

例えば参巻感想にこう書きました。
 >でも、未來はちょっと無防備過ぎないかなあ。
 >この世界での元々の未來に比べて平成からやってきた未來はかなりぽやーんとした存在だから、危なっかしいんです。
 >海斗がその辺りに気を配っている風でもないのがちょっと解せません。

四巻では未來が宮司に会いに行ったとき、鈴がぎんとともに現れ、さらに海斗が「イツモ」見守っていたことが明かされました。
そこ読んだら上のような妄想が湧くのは当然ですがな。w
実際には最初から考えてあったのかもしれないですけど。

ストーリーとして見たときの四巻の印象は参巻とほぼ同じで、今まで隠されていた事項を少しずつ明らかにすることがメインだったように思えます。
エピソードは幾つもあるのですが、全体として物語が進んだという感覚があまりないからです。

あとがきの記載から、輪廻に関する部分は本作品に入れるかどうか迷った末に入れることにしたらしいですね。
物語を大きく損ねることはないでしょうから、それはそれでいいと思います。
ただ、最終巻になりそうな次巻で、その輪廻からの離脱が行われるのかどうか。

もう一つ大きなことは「間引き」です。
これも確か、参巻まででは言及されていないですよね。
今になって出てくる設定としては重過ぎないですか。
桜姫と雪鬼の話、及び人柱をここで入れ込むためには仕方ないのかなあ。

よく分からなかったのは九条先輩の影憑きです。
科白から推測すると、あの影憑きは海斗の腕を食いちぎったやつですよね。
なのに巻末では「雑魚」扱いされてませんか?
どういうことなんだろう。
あれとは別の影憑で、影憑という存在は体験の記憶を共有しているとか。
知性のあるやつと無いやつが存在するみたいですしね。
簡単にやられた蜘蛛のような戦車タイプのやつは知性がないみたいだったし。

その九条影憑きとの対決の場面で、未來の心理戦でのあまりにの弱さは納得できませんでした。
九条とのやり取りで未來が見せる洞察(相手が言っていることの意味を理解する)力の無さ、鏡回廊という状況を全く意識できていない情けなさ。
相手がもう少し巧妙に未來を翻弄しているということであればまだ納得できるかもしれませんが、そもそも会話が成り立っていませんよね。

四巻は手元に届いてから半月ほど手を付けていませんでした。
他に読むものがあったということもありますが、それ以前に急いで読みたいという欲求がなかったのです。
でも10月20日になっていざ読み始めてみたら、引き込まれてしまって翌21日には読み終わってしまいました。
やはり、壱、弐巻の頃よりは格段に面白くなっているのだと思います。

さあ、次巻は大団円になるのかな。
光線銃は出てくるのでしょうか。(無理かw)


コミック版ラブカレンダー 上巻 感想
ついに出ました「LOVE CALENDER」のコミカライズ。

ラブカレンダー 上巻 (ビッグガンガンコミックススーパー)ラブカレンダー 上巻 (ビッグガンガンコミックススーパー)
(2013/03/25)
DECO*27、水瀬 マユ 他

商品詳細を見る


元々CD「LOVE CALENDER」一つの恋の始まりからその後までを描く曲を時系列的に並べたものですから、これを聞いた人は一つの物語をなぞることになります。

ラブカレンダー(初回生産限定盤)(DVD付)ラブカレンダー(初回生産限定盤)(DVD付)
(2012/07/25)
DECO*27、悠木碧 他

商品詳細を見る


コミック版はそれをほぼ忠実にコミック化していて、余計な設定追加は極力抑えてあります。
上巻は6曲目「27」までに相当します。

私が一番感心したのは「エゴママ」のビジュアル化です。
あの曲をどうコミックにするのかと思っていたら、なかなかいいものになっていました。
全体としても面白く、楽しむことができます。

でも、これ、別の問題を含んでいるかなあ。

著者にDECO*27さんの名前があり、カバーをめくった表紙にDECO*27さんのコメントがあります。
つまり「公式」扱いということです。

CD「LOVE CALENDER」は聞いた人それぞれにそれぞれの「LOVE CALENDER」をもたらしてくれます。
それが一つの形に限定されてしまうということです。

このコミックが本当に「公式」なのかどうかは知りませんが、一般的によく言われる「一つの解釈」だとしても、同人系二次創作とは違う圧倒的な存在感を持つことになります。

娘はそれを嫌がって、まだ読むのを躊躇っています。

ま、読むか読まないかの判断も人それぞれでいいと思いますけどね。

ところで、「27」でヒロインの引っ越しが示唆されています。
その部分を読んで、「え?」と思いました。

二人が遠距離になるのは、「お留守番人」からです。
そして、この曲は判断に迷う部分があるのです。

どういうことかと言うと、私はこの曲を最初に聞いたとき引っ越すのはヒロインだと思っていました。
でも、歌詞の中に「この距離が君と僕の♡の距離だなんて笑わせないでよ」という部分があり、これはヒロインの視点です。
ということは、引っ越すのは男の子の方?

だから、コミックでどっちになるのか注目していたのです。
うーん。女の子のほうか。
でも、歌詞との整合性取れるかなあ。

ちなみに、CDの歌詞カードは、男女で色が変えてあります。
「お留守番人」では上の部分はブルーつまり男の子になっています。

==


以前書いた小説初音ミクの消失の感想ページに3/30にコメントが付きました。
これが、まあ無礼な内容で。

マジレスを本文の追記として書いてみましたので、興味ありましたらどうぞ。

===

うわああああ。
この日記、下書きのまま公開してなかった。

追記までしてるのに。3/31の時点では未完成のつもりだったのかなあ。
まあ確かに中途半端な文章になってますけどね。
なんてこったい。

4/19になっちゃいましたけど、公開します。

初音ミク 公式ガイドブック ミクペディア 感想
MIKUPEDIAを買いました。

初音ミク 公式ガイドブック ミクペディア (CD付き) (マガジンハウスムック)初音ミク 公式ガイドブック ミクペディア (CD付き) (マガジンハウスムック)
(2013/03/09)
不明

商品詳細を見る



「初音ミク公式ガイドブック」と銘打ち、「初音ミクがわかる本」という副題が付いています。
A4サイズの大型ムック、1200円。発行はマガジンハウス。

期待して買ったんだけど、内容は副題そのもの。
言ってみれば「初音ミク初心者向けガイド」でした。
4年以上聴き続けている私にはとてもじゃないけれど物足りない。

何が気に入らないってグラビアアイドルのミクコスプレで8ページも使ってあります。
私、コス嫌いじゃないけど、たった一人のを8ページはないよなあ。

他のページも写真が多くて情報スカスカ。
紹介してあるのは殆ど周知のもの。
文章も表面的なことしか書いてなくて読み応えがありません。

音楽、イラスト、動画、フィギュア、CD、本といったジャンルに分けて紹介している部分も、どっちかというとメジャー商業コンテンツ中心で、アマチュア、同人系への言及が少ない。
一般向けガイドはそうならざるを得ないのかな。

本のページに「密かなブーム!? 初音ミクの小説」とあったので、少しときめいたんだけど、ネット小説に関する言及は全く無し。
これまで、ボカロ関係のガイド本で小説そのものが無視されていたことに比べればまだましか。※1

とにかくやっつけ仕事にしか見えませんでした。
こんなんで公式を名乗るの?

DECO*27とlivetune kzのインタビューがあって、livetuneの新曲CDが付録で付いているのが救いかな。

これに比べて読み応え有りすぎなのが「ユリイカ」の初音ミク特集号です。
こっちは読みこなすのにとても苦労しました。w
発行が2008年12月だから今となっては中身が少し古いです。
私が買ったのは確か2010年です。

ユリイカ2008年12月臨時増刊号 総特集=初音ミク ネットに舞い降りた天使ユリイカ2008年12月臨時増刊号 総特集=初音ミク ネットに舞い降りた天使
(2008/12/12)
鈴木 慶一、平沢 進 他

商品詳細を見る



この二者の中間くらいの濃度で、コンテンツ充実、同人系にも気配りした本が出ないですかねえ。

私が欲しいのはミクを中心としたボカロムーブメントの時期による動向・傾向を見ることができる比較的生の情報・データなのです。

まだ手元にないMIKU-pac01に期待。

MIKU-Pack (ミクパック) 01 music&artworks feat. 初音ミク 2013年 04月号 [雑誌]MIKU-Pack (ミクパック) 01 music&artworks feat. 初音ミク 2013年 04月号 [雑誌]
(2013/03/15)
不明

商品詳細を見る



==

※1

同人誌に書き下してネットでは未公開だったボカロ小説5編を、同人誌発行から一年経過したのでネット投稿しました。

24 かっこいいレン伝説
25 かっこいいリン伝説

26 ロンリー・ウォーム・スノー
27 カリカリベーコンは涙の味がする
28 冬の妖精が雪だるまを融かしている

24,25は14の続編、26,27,28は三話連続物です。

タイトルからお分かりのように、26はここ狭いPさんのLonely Snow、27はベーコンPさんのカリカリ☆ベーコンをテーマにしています。


私の作品一覧からどうぞ。

みきとP「ぼかろ男子 ぼかろ女子」感想
ぼかろ男子 ぼかろ女子ぼかろ男子 ぼかろ女子
(2012/12/15)
みきとP

商品詳細を見る




先日、雑誌ボカロplus Ver.9が届きました。

ボカロPlus Vol.9 (ロマンアルバム)ボカロPlus Vol.9 (ロマンアルバム)
(2013/01/31)
不明

商品詳細を見る


みきとPを特集してあり、小夜子、いーあるふぁんくらぶ、CD「ぼかろ男子 ぼかろ女子」がそれぞれ1ページ使って紹介してあります。

私はこのCDを入手してからこれまで通しで20回ほど聞きました。
最初、5,6回聞いた頃には、一曲目「いーあるふぁんくらぶ」と二曲目以降との曲調の違いに戸惑っていました。
「刹那プラス+」の1曲目「ねぐら」も2曲目以降と雰囲気が違いますが、「ねぐら」はインストですからそれほどまで戸惑うことはありません。
「男子女子」では2曲目以降のほうがアレンジや歌詞が「刹那」と方向性が同じだから、結局「いーある」が少し浮いているのではないかと感じたのです。


白状すれば、私はこのCDを聞くまで「いーあるふぁんくらぶ」の存在を知りませんでした。

そして、そういう状態で聞いたとき、このCDはCDタイトル、CDジャケット、収録曲がバラバラで、アルバムとしての統一感がないと感じました。
CD「刹那プラス+」のトータルとしての完成度に比べて若干落ちるのではないかと。

なぜそうなったのか理解できずに、感想も書けないでいました。

ボカロplusの記事によると、どうもこのCDはあまりコンセプトは考えないで作られたようです。
押していない表テーマは「学校」「学生」とのこと。
さらに挙げてある言葉は「文化祭」です。
若干無軌道にわいわいやっているイメージと考えれば、タイトル、ジャケ絵、収録曲に納得できるかな。

==

各曲雑感

 感想とかレビューとか言えるレベルの文章は書けなかった。
 動画のリンクを付けていますが、「いーある」以外は基本的に動画の内容を無視しています。


1.いーあるふぁんくらぶ

この曲は小夜子を抜いてみきとPさんの代表曲になっちゃいましたね。
聴いていてすごく楽しいし、ライブで盛り上がるというのも頷けます。

アレンジの味付けや動画のイラストに描かれているものは日本における中国(もしくは台湾)のステレオタイプなイメージそのものです。
だから良くないということではありません。
リアルな中国を扱っても楽しくないもんね。w

チャイナ服風の衣装でカンフーアクションを行う中国娘という、ああいったイメージが確立・定着したのはいつ頃なんだろう。

私がリアルタイムで読んでいたマンガで最初の中国人(の子供)は川崎のぼるさんの「いなかっぺ大将」に途中から登場した陳君かもしれません。
但し陳君は男で、中国とアフリカのハーフという設定。しかもこれはブルース・リーが有名になる前のことです。

中国娘(小姐)はギャグ系のマンガにはサブキャラとしてしばしば出ていたのかな。
メジャーな存在感を持ったのは鳥山明さんの「Dr.スランプ」の摘鶴燐(ツン・ツルリン)とか、高橋留美子さんの「らんま1/2」の珊璞(シャンプー)くらいからでしょう。

アニメのほうはともかく、原作のシャンプーは可愛くて強かったもんねえ。w
あ、そうか。もう一つ要素が必要だ。
それは日本語に少し弱いこと。「乱馬、殺す!」ww

これでイメージ確定ですよね。
そしていーあるふぁんくらぶの動画では、日本人の女の子が中国娘のコスプレをし、たどたどしい中国語を習うという形にまで発展したことになります。

中華料理店の娘やアルバイトのイメージとしては今では普通のことかな。
マクロスのランカも同じ系統に入るのでしょう。

この場合のキーワードは歌詞にも含まれる「憧れ」です。
現実の中国のどこに憧れる要素があるのか、私にはよく分からないけれど。(※1)

みきとPさんの場合はレスリー・チャンが好きだったのだそうです。
ちなみに、レスリー・チャンは香港出身、ワン・リーホンとジェイ・チョウは台湾が活動の拠点です。大陸中国人は歌詞に入ってないや。(※2、※3)

ところで韓流ドラマやK-POPで人気のある(ことになっている)、韓国・朝鮮系ではこれに相当するイメージってないですよね。これから出てくるのかなあ。
先行するものがないという意味では絵師さんにとって面白いテーマかもしれません。
でも難しいかな。ヘタリアのごたごたも記憶に新しいですしね。

ここまで書いたことは私の狭い経験、知識の範囲だけに依存しています。
イメージとしての中国の発生・定着、他の国家民族との比較といったことをサブカルのカテゴリーで詳しく調査検討したら、文学部とか国際学部辺りの卒論にできるかもしれないですよ。


2.非公開日誌

このタイトルはいいなあ。
シンプルだけど言葉のイメージが広がります。
言わずもがなですけど、本来だと「航海日誌」ですよね。
だからカエルの船長が出てくるのです。

噛めば噛むほど味がにじみ出るガムのように、聞けば聞くほど好きになっていくタイプの歌だと思います。


3.世田谷ナイトサファリ

10,20,30代最後と、主人公が年齢を重ねているのか、それとも同時に3人がいるのかちょっと分かりにくいです。
10代は「わたし」、20代は「僕」だから、別人かな。

私が単純に考えた筋立てはこうなります。きっと違うよなあ。w
 市役所から妻が提出した離婚関係の書類を受け取った20代最後の男がいる。
 彼は夜の世田谷(井の頭公園)をふらついている10代最後の少女を拾う。
 親を失った少女と、妻を失った男は親しくなる
 それから10年。少女は男の子供を産んでいる。
 二人が失ったものは戻らない。でも・・・。


4.夕立のりぼん

降りしきる雨。
内緒の隠し事。
ゼロになる距離。
絵に描いたような「憧れの世界」ですなあ。w

ちょっと解りづらいのがタイトルです。
夕立のりぼんは歌詞の最後に一度だけ出てきます。
みきとPさんは「少女、乙女の代名詞」として付けたと発言しています。
それを無視した私の解釈では雨に濡れた髪に絡まっているリボンのイメージが、「幼い耳」「いじらしそうに笑う」という言葉と相まって、少し早い一線越えを象徴しているのではないかと。

この曲とDECO*27さんの「甘宿り」(feat.中川翔子)を比較してみると面白いです。
状況は同じなのに印象が凄まじく違います。
からっとした明るさと、淫靡さを秘めた湿度と。

どちらがいいということではありません。
それぞれにそれぞれの魅力があります。


5.サリシノハラ

現実の具体的な事件を下敷きにしたこの歌。
ネットという発表の場がなかったら世に出ていなかったであろうこの歌を、「君」は聞いたのでしょうか。※0


6.country mom /feat.鏡音リン

カントリーミュージック風のアレンジで、カントリーソングの王道である「故郷へ帰る」というテーマを扱っています。

この歌はみきとPさんの曲としては地味でこのCDの中でもあまり目立ちません。
でもよく聞くとかなりな良曲なんですよね。

リンの調声が独特で面白いです。


7.ぼっち幸福論

「そんな人達」としてリストアップされている項目は結構条件が厳しいです。
その全てに「否」のフラグが立つ人はあまりいないかも。

でも、この曲で歌われている心情には結構「ピンと来る」なあ。
「俺がいないほうがこの場はもっと盛り上がるんだろうなあ」という感覚は何度も覚えがあります。

「いいよ いいよ」を気持ちの裏返しと見るか、開き直りと見るかは、聞く人それぞれの自由です。



9.ガリベン広瀬の勝利

最後の『ノートいつ返したらいいの?』によってこの歌はとてもドラマチックなものになりました。

最初に聞いたときはこの科白は「広瀬ー。」と呼んだ「誰か」が言ったのかと思っていました。
でも『』で囲われている部分は主人公の科白です。

どうして「広瀬のノート」を持っているんでしょうね。
色々なストーリーが想像できます。
描かれていない別の場面で貸してもらえたとか、無断で持ち出してそのままになっているとか。

ノートを貸すことを拒否されたことへの反発。
成績がいいことへの反発
容姿がいいことへの反発。
東京言葉への反発。
男子に人気があることへの反発。
苗字が同じというだけで比較されることへの反発。

これらがないまぜになったコンプレックスは逆に見れば広瀬への憧れを秘めているのでしょう。
それに加えて垣間見た家庭の事情が主人公の心情のなかで複雑な化学反応を起こしています。
「大嫌いだ」「勝ち逃げは許さない」と言いながらも実は広瀬に惹かれていることが読み取れます。

みきとPさんは女の子の心情を描くのが上手いなあ、と改めて認識させられる曲だと思います。

==

CD全体

上に書いたように、「ぼかろ男子ぼかろ女子」はCDとしてのテーマが見えない、有り合わせの曲を収録したものと考えていました。

でも各曲雑感を書いているうちに、みきとPさん自身も考えていなかった裏テーマがあるのではないかと気付きました。

それは「憧れ」です。

1 いーあるふぁんくらぶ
2 非公開日誌
3 世田谷ナイトサファリ
4 タ立のりぼん
5 サリシノハラ
6 country mom / feat.鏡音リン
7 ぽっち幸福論
8 いーあるふぁんくらぶ りみっくす:emon
9 ガリベン広瀬の勝利
10 サリシノハラ feat.愛島

1(=8),2,5(=10),7,9は明示、暗示、逆説という違いがあるにしても、いずれも「憧れ」を描いています。
4には「聞く人にとっての憧れ」が含まれていますし、主人公2人にとっても自分達の経験したことそのものが憧れの実現ということでしょう。

3,6はちょっと苦しいのですが、拡大解釈できない訳ではありません。
3は失ったものへの憧れ、6は故郷への憧れということです。

ふーん。我ながら面白い見方かもしれないな。w


「ぼかろ男子ぼかろ女子」というCDタイトルは、単純なようでいて誰も思いつかなかった言葉です。
これだけでは具体的なイメージがなかなか像を結ばないのですが、とりあえず二通りの捉え方ができると思っています。
A)ぼかろに入れ込んでいる男の子と女の子
B)どこかにぼかろの世界があって、そこに住んでいる男の子と女の子
いずれであっても、男子女子という言い方から遠い存在となった私にとって、これはちょっと憧れる存在だなあ。
実際、CDタイトルを知ったときの漠然とした期待感はとても大きかったのです。

ジャケ絵は。うーん、言及するのが難しいなあ。w
三分割された画面で、仮に右を(1)、左上を(2)、左下を(3)とします。
(1)はいーあるの派生らしく、ワクワク感が強いです。
(2)は夕立のりぼんを描いているのかな。
とすれは、この2つは「憧れ」にフィットしています。

問題は(3)だな。これは何を描いているのか。
分からん。ww
もしかして、「ガムきらい」と言っているのはみきとPなの?
だったら、おー。憧れだ。wwwww


・・・・・・と書いたところで、ボカロplusV9を読んでみると、みきとPさんのこんな言葉が載っていました。

「僕にとっての『センチメンタル』は、例えば何かに失敗するとか、願っていることが叶わないとか、そういう『上手くいかない』こと、その傷を抱えて生きている、っていうことです。それは、僕の楽曲には共通していますね」

なるほどなあ。
本人が意識している共通のテーマがあるのであれば、それのどういう側面を聴き手各人が受け取るかということになるのでしょう。
私にとって、このCDではそれが「憧れ」だったということになります。

==

※印の注釈は[Read More]からどうぞ。

CD「刹那プラス+」の感想はこちらです。 → 「刹那プラス+」感想

※0

刹那プラス+の感想は、検索からほぼ毎日数件の閲覧があっています。
それだけこの曲、もしくはCDが注目されているということでしょう。
でも、ご本人が読んだ形跡はないんだなあ。
いつかは、ね。

==

別件

昨日、2013/2/15は「ボーカロイドにゃっぽん」の最終日でした。
サービスが終わる23:59:59まで「見送り」をしていました。

最近はあまりログインしていなかったのですが、いつでも帰って行ける場所という意識でいました。
そんな家を失ったような気分です。

もっと色々やっとけばよかったなというありがちな後悔も。

スタッフの皆さん、お世話になりました。
お疲れ様でした。

==
[READ MORE...]
ボカロCD「刹那プラス+」みきとP 感想
最近(ってもう前からなんですけど)、続々とボカロCDを買っています。

そんな中で、特にはまっているのが「みきとP」さん。
アルバム「刹那プラス+」は出色の出来です。

刹那プラス+刹那プラス+
(2012/04/28)
みきとP

商品詳細を見る

現在amazon,とらのあないずれも完売しています。
>みきとP‏@mikito_p_
>みきと旧譜、刹那プラス+全て完売しましたー。ボマス23に向けて再販します。手に入らなかった方しばしお待ちを、、。

再販開始をお待ち下さい。ボーマス23は2012/12/15ですから、通販はその後かな。


2012/12/18 追記
久しぶりに開いてみたら、売っていました。 → とらのあな
それと、油断してたら、新作CD品切れだった。orz
ま、いずれ手に入るでしょう。 → ぼかろ男子 ぼかろ女子
2012/12/24とらのあなで注文しました。送料かかるけど、ま、しゃーないです。
2012/12/29届きました。それからamazn見たら在庫ありになってたよ。orz もうちょっと待てばよかった。

2012/1/31 新作っていうか、ベスト版っていうか、「1stフルアルバム」(意味不明だ。同人作品ではないということかな)の予約が始まっていました。4/3発売だそうです。
まだ「ぼかろ男子 ぼかろ女子」も感想を書けるほどには聞き込めていないのに。
タイトルが凄いな。
僕は初音ミクとキスをした (ジャケットイラスト:ヨリ) (数量限定オリジナルラバーストラップ付き)僕は初音ミクとキスをした (ジャケットイラスト:ヨリ) (数量限定オリジナルラバーストラップ付き)
(2013/04/17)
みきとP feat.初音ミク

商品詳細を見る


2013/04/18 追記

「僕は初音ミクとキスをした」本日届きました。
今、パソコンに取り込みながらこれを書いています。
ストラップはいーある、マウスパッドは非公開日誌でした。
感想はよく聞いてからまた改めて。


2013/2/5追加

TamStar Records presents ALL VOCALOID ATTACK #1 の予約が始まりました。
昨日はまだamazonになかったから、今日からでしょう。 画像もまだありません。

TamStar Records presents ALL VOCALOID ATTACK #1TamStar Records presents ALL VOCALOID ATTACK #1
(2013/02/27)
オムニバス

商品詳細を見る



詳細はこのサイトを見て下さい。 → TamStar Records presents ALL VOCALOID ATTACK #1

2012年冬コミ用に新たに書き下ろされた新曲のコンビレーションCDです。
私はとりあえずみきとP目当てですけど、シグP、supercellなど豪華なラインナップですよね。

2013/2/10追加

ボカロPlus Vol.9 (ロマンアルバム)ボカロPlus Vol.9 (ロマンアルバム)
(2013/01/31)
不明

商品詳細を見る


遅い情報で申し訳ない。
ボカロplusのVol.9でみきとPが特集されています。
私はさっき注文したばかりなのでまだ見ていません。
娘の情報によると、「ぼかろ男子 ぼかろ女子」と「小夜子」でそれぞれページが作ってあるとか。

また、後のほうの絵師さんのページには座敷ウサギさんも載ってるって。

2013/2/16 これを読んだことによる「小夜子」感想の追記を一番下に入れました。
※5としています。

そして、「ぼかろ男子 ぼかろ女子」の感想を書きました。→ 「ぼかろ男子 ぼかろ女子」の感想




以下この日記の本文です。

みきとPさんを知ったきっかけは、歌ってみた動画でした。
私が好きな絵師さんの一人である「ハイスピード藤森」さんが「小夜子」を歌っていたのです。
その藤森さんは、私がサークルとして初参加した大阪コミックシティのかがぺろ!でお隣さんでした。無理言ってスケブを描いてもらいました。

その後、藤森さんの画集をアリスブックで3冊買いました。
そういうつながりで、それまで知らなかったみきとPさんのCDを買ったのです。

あー。これじゃ説明足りないか。
「歌ってみた」からにはこの歌が好きなのだろう→こういう絵を描く人が好きな歌ならばいい歌なのだろう→じゃ、買って聞いてみるか
こういう流れです。(バカみたいに単純だw)

このCDは2012年4月末の超ボーマスで頒布され、その後、通販に委託されています。
私がamazonで買ったのは5月下旬でした。

収録されている曲はいずれも若い人、恐らく多くは10代の切ない心情を歌ったもので、世代的には私と大きく離れています。

前半の3曲「心臓デモクラシー」「小夜子」「コカコーラタイム」は引きこもりなどを扱っていて、主人公が最終的に救われるわけではありません。かと言って耐えられないほど重くはなく、淡々と状況、心象が綴られています。

後半の「絆創膏」「若草物語」「刹那プラス」「夕暮れツイッター」は前半よりは少し一般的な内容です。
曲のトーンは前半とほぼ同じで、アルバムとしての統一感があります。

エレキギターをメインとするアレンジは、ともすれば雑というか、濁った印象を与えがち(ちょっとこの表現はおかしいかな。ギターが前面に出過ぎている場合のこと)ですが、みきとPさんの曲アレンジは、歌詞の主人公が存在している空間を端正に描写しています。とても心地いいです。

==

各曲レビュー

ねぐら(inst) 
 歌詞のないこの曲は明るくて軽やかな印象があり、タイトルの「ねぐら」という言葉の持つイメージとは少し乖離があるように思えます。
 ライナーにたった一行書かれている“いつでもここに帰って来られるように”という言葉もとても肯定的ですよね。
 軽やかというのは少し馴染まないかもしれません。聞きようによってはハードでもあります。いずれにしろ、この曲の雰囲気は2曲目以降と明確に異なっています。それがどうしてなのかずっと気になっていました。
 半年近く経ってようやく私なりの答えが出た気がするので、今回の感想を書きました。この曲については、後述します。


心臓デモクラシー
 動画のイラストや、それへのコメントはこの曲を聴くのにちょっと邪魔かなと思いました。元々この歌にBL的な意味を込めてあるのかどうかは知りません。
 なので、個人的には女性視点の歌と解釈したほうが受け入れやすいかなと思います。
 としても、この歌の解釈は難しいです。
 解釈以前に、どう受け止めればいいのかすら分かりません。
「ころしてあげる」という、このアルバムの中では異彩を放つフレーズが含まれます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16773398


小夜子
 主人公の人称は「ボク」もしくは「僕」です。
 でもタイトルや動画のイラストは明らかに女性です。
 どうしてかなと思って検索してみましたが、この点に言及している文章を見つけることができませんでした。
 自分のことを「僕」と呼ぶ女性は、現実にはともかく、小説や歌詞の中にはよくいます。それには何等かの主張が含まれていて、つまりその意味でとんがっていて、私はあまり好みではありません。※3
 この歌の場合は「私」にしたら女性であると特定されてしまうので、むしろ曖昧になる「僕」にすることで、どちらにでも解釈できるようにしてあるのかもしれません。
 でもタイトルは「小夜子」なんだよなあ。
 ニコ動でのみきとPさんによる「私しか知らない。馬鹿げた理由」という投稿者コメントには何か意味があるのでしょう。
「僕」は男で、その「僕」をこんな状況にしてしまったのが「小夜子」なのかなあ。
 そういうことを示唆する部分が歌詞に見当たりませんけどね。
「死にたくて 死にたくて そっと 間違って 傷つけた手首」という部分の「間違って」が効いています。
 ニコ動にみきとPさん本人によるセルフカバーの歌ってみた動画【歌ってみた/ セルフカバー】 小夜子 【 愛島 】
が投稿されています。「男の人だったんだ!」というコメントが笑える。私も。w
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15251289


コカコーラタイム
 コカコーラ、モスバーガー、ワンピースという固有名詞がリアルさを引き立てます。
 外に買い物に行く意思がある分だけ、「小夜子」の主人公よりはまだいいのかもしれません。
 でも、離れていった仲間を描写している部分に秘められた悔恨が切ないですね。
 途中で4から3への転拍子があり、同時に短調から長調への転調もされています。
 長調の中では短調へのナチュラルな転調も含まれていて芸が細かいです。
(私のバカ耳にはそう聞こえたけれど、本当かな?)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18192300


絆創膏
 この曲、私の好みにドンピシャだなあ。w
 主人公が女の子であることを「明示」する唯一の曲です。(夕暮れツイッターもほぼ間違いなく女性ですけど明示してはありません)
 絆創膏を小道具にしている歌は歌詞検索してもあまり多くありません。私がよく知っているのは大塚愛さんの「ユメクイ」くらいです。
 その絆創膏に関する「スカートのポケット」「古くなってく」「胸にあてて」という描写が主人公の等身大の姿を彷彿とさせます。
 また「君のこと我慢できない」というちょっと変わった言い回しが、自分からは何もできない戸惑いをよく表していると感じました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17504928


若草物語(歌詞:灯下はこ、)
 日記(内容から想像するに、多分、交換日記:今でもあるの?)をモチーフにしたこの歌は、このCDの中では唯一歌詞を他の人から提供されています。
 日を追ってストーリーが進むのではなく、最後の日に「君」と「僕」二人で読み返しているという設定です。
 本当に今、目の前に「君」がいるのかどうか、過去が日記文としてフラッシュバックしてくるし、時制の分からない「僕」の心象と現実がないまぜになって描かれたりしているので確信は持てませんが、恐らくそうでしょう。
 カレーの話と3月4日という日付から、卒業時期の大学生を想像しています。
 リングは分からない。婚約指輪のはずはないから、プレゼントしたファッションリングなのかな。
「黙るぐらいなら泣いてよ」と「捲るべ一ジが 言葉の波が」の部分の旋律がとてもいい出来だと思います。
(動画は見当たりません)

2012/12/18 追記
 今日聞いててふと思ったんですけど、もしかしてこの二人結婚してたの、かな?
 でもなあ、「手をつなぐのに慣れる」「会えない」「恋から逃げる」という歌詞はそうじゃないことを示しているようだしなあ。
 分からん。w


刹那プラス
 CDタイトルにもなっているこの曲だけ、自分語りではなく主人公が「君」に対して語りかける内容になって他の曲と明確に立場が違います。
 上から目線的な「直接注いであげる」「刺してあげる」という物言いが、押し付けがましさを全く感じさせないのは「下心でも構わないでしょう」「出来心でも構わないでしょう」という少し諧謔の効いた言葉と全体的に暖かな旋律のなせる業なのでしょうか。
「淋しいの 淋しいの 埋めてあげるよ」「恋しいの 寂しいの 癒してあげる」という部分は、CDに収録されている全ての曲が、実はこの歌で言われているサラウンド メディカル メロディーであることを示しているように思えます。(下記したCD構成全体の解釈を参照して下さい)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17824282


夕暮れツイッター(feat.GUMI)
 ニコ動に投稿されているのはmiki版ですが、CDに収録されているのはGUMI版です。
 主人公が(家に)帰っているだけなのに、印象深いフレーズが次々と出てきます。
「野良猫にかめらを向けて逃げられて仕舞う」は唯一具体的な動きが見える部分で、アクセントとしてとても効果的です。
「ひとりぼっちの帰り道 淋しさを紛らわすの 」という冒頭は、主人公がツイッターを「何かの代替物」と認識していることを表します。
 でも、紛い物の「リアル」、刹那(瞬間)だけ感じる他者「体温」として否定的に捉えているのかと言えばそうではありません。
「見知らぬ 大切な オトモダチ」「五分前の 誰かに ただいま」という表現は、他愛ない、形のない、時に流されるそんな繋がりが代替物以上の価値を持っていることを示しています。
 錯覚に過ぎないのかもしれないし、「仲良しこよし」という言い方にまだ少しひっかかりが残っているけれど、小さくて大きな癒しをそこに見出しているのです。
 私はtwitterをやっていませんが、この曲を聴くとやってみようかなという気になります。あ、でも、まだ、当分はしないだろうから、気分だけね。※4
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12262035


小夜子(JAZZアレンジ feat.dateken)
 オリジナルアレンジの印象が強い曲の別アレンジは、その出来はともかく、あまり「いい」という感想が持てません。
 でもdatekenさんによるこのJAZZアレンジは、まるでこれがオリジナルアレンジだったのではないかと思わせます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17721089


==

CD全体

このCDはちょっと聞いただけでは、切なさに浸るためだけに存在しているようです。
でも「刹那プラス+」は「それだけじゃないんだよ」と言っているように思えます。

CDの曲順を振り返ってみると、聞き進むにつれて救いのない切なさの外形的な大きさが段々と縮小していることに気付きます。(勿論これは私の主観です ※1)

そして「刹那プラス」によってここまで浸ってきた切なさが実は癒しに繋がっていたという種明かしが行われます。
切なさに浸りきり、これらの曲のメロディーを摂り込むことで、その先、+するものが出てくるでしょう、と。

それを受けて最終曲「夕暮れツイッター」の主人公は、切なさが消えているわけではないけれど、癒しの一つの形としてツイッターをプラスし、「ひとりぼっちは ひとりじゃないのよ」と呟くのです。

そして彼女(もしくは彼)の帰って行く先が、最初の曲「ねぐら」に繋がります。
だから「ねぐら」は明るくて軽やかなのだと考えれば、各曲レビューに書いたイメージの乖離も納得できるのです。

つまり、「プラス」は切なさ「を」プラスするのはなく、切なさ「に」何かをプラスするということになります。

プラスするものとして何を見出すかは聴く人それぞれでしょう。
だけど、曲順の設定と、「+」に込められたみきとPさんの思いを感じることができれば、このCDの価値はさらに大きなものになると思います。


(小夜子JAZZアレンジはボーナストラックとみなして番外扱いしています)

==

この解釈はみきとPさんの意図からは全く的外れかもしれません。※2
でも、表現物として提示されたものをどう受け取るかは、受け手である私の自由です。

そしてこの解釈を、そうかもしれないと思うか、何ずれたこと言ってんだと感じるかは、ここを読んだあなたの自由です。

尚、この文章を書くに当たってこのCDに関するネット上の感想、解釈は一つも読んでいません。
読んでいたら、多分書けなかったでしょう。

1stアルバムのKarenTでの配信開始を心待ちにしています。
本当は歌詞も読みたいからCDを手に入れたいけれど、もう無理みたいですね。
KarenTにも歌詞ファイルの配布があればいいのに。

==

※1
「切なさの外形的な大きさ」と何だかもったいぶった書き方をしましたが、要するに切なさを感じる度合ということです。

「心臓デモクラシー」がMAX,「若草物語」がMINということになります。
比較に意味があるかどうかは度外視して下さい。
だって、そうしないと私の解釈そのものが成り立たないのですから。w

人によっては、「若草物語」のほうが「絆創膏」より切ないかもしれないです。
でもまあ、「若草物語」の「僕」には形式上は1年半、実質でも一年近く付き合っていた彼女がいて少なくともその間はいい思いをしたのだから、それを差し引きましょう。w


※2
ニコ動での投稿者コメントのそっけなさにしろ、CDのパッケージおよびライナーに関連情報が殆ど記載されていないことにしろ、みきとPさんは自分の作品に言及することを極力避けているようです。

「夕暮れツイッター」がGUMIであること以外は、どのボカロなのかすら示してありません。

表現者としては、この態度が正しいのかな。
ファンとしてはちょっと寂しいんですけどね。
だからこそこんな好き勝手な解釈が出来たとも言えます。w

私にそれはできないなあ。
作品中で表しきれなかったことを理解してもらいたい欲求が強いから、過剰なまでに周辺情報を提供してしまいます。
下手な小説書きがはまりやすい陥穽かな。ww


※3
子役タレントに一人いますね。春名風花さん。
まあ、私が好みでないって表明したところでどうってことないでしょうけれど。


※4
そんなわけで、みきとPさんのフォロワーさんがここを読まれたら、よろしくお伝え下さい。
自分からはとてもじゃないけど「そんなこと 言えるわけない」ので、「絆創膏 胸にあてて」おります。←私が言っても可愛くねぇ~ww

※5
ボカロplus Vol9届きました。
早速みきとPのページを読みました。

なんてこったい。
「小夜子」の主人公は「女」だって、何のエクスキューズもないままアプリオリ的に記載してあるよ。orz

私があれだけ解釈に悩んだのはなんだったんだ。

歌詞を改めて読んでみたけれど、女性であることを示唆するのは「べたべたと粘る髪の毛」という部分くらいしか見当たらなかった。
引きこもりの男は自分の髪がべたべた粘ることなんか気にしないだろうからね。

「友達のエリもタカユキも」と男女の名前が挙げてあるのは多分意図的なんだろうなあ。

これでスッキリしたって言えばそうなんだけど。
だけど、だから、「僕」を自称にしている女は嫌いなんだ!! ← 八つ当たりw




DIVA f がやってきた
えい、やあ、っとPSVitaを買いました。
某ヤマダ電機で、ソフト1本とメモリーのセットで。

話せば長いことながら。
でもあまり面白い話にはならないので、いきさつは省略します。

初音ミク限定版は高いので諦めました。
それ以前に本体を持たないのにDIVA fを買っていたので、今さら同梱版を買ってもしょうがない。

Vitaが欲しかった のではなく、DIVA f をしたかったのです。
なので、今回のタイトルは「PSVitaがやってきた」ではなく、「DIVA f がやってきた」なのです。


始めてみると、スクラッチがうまくできません。
まあ、慣れればどうにかなるかな。

最初にやったのが「メランコリー」です。
ProjectMirai版「メランコリー」はオリジナル動画を使ったものでした。
DIVA fのは3Dアニメのリンが元気一杯ダンスしていて違和感ありあり。w

ProjectMiraiは「ゆめゆめ」と「クローバー・クラブ」をパーフェクトできたので、それ以降やっていません。

そろそろDIVAとDIVA2もやってみようかな。
この2本は絵に描いたような「積ゲー」化していて、まだパッケージを開けてもいないのです。w

==

私のリアルかつネットでのボカロ仲間「へもきち」さんが毎週日曜午後9時頃からニコ生をやっています。

へもきちさんは聞き専なのですが、埋もれた名曲、これから伸びてほしい新曲の紹介をずっと続けている方です。
そのチョイスは定評があります。(主に私のねw)
時間帯もいいので、機会を作ってぜひ視聴してみて下さい。

コミュはこちら↓
へもなま

==

そのニコ生。
昨夜は午後6時頃から「座敷ウサギ」さんがやってくれました。

なんと4枠。合計2時間。全部見たよ。w
お友達のぺり子さんとお喋りしながら、リンレンを描くという趣向でした。
最初の枠はマイクが雑音を拾っていてその解消で30分が終わってしまいましたけど。

4枠とも視聴者100人超えでした。
有名Pさんのニコ生でも数十人らしいので、これは驚異的なのかな。

コミュはこちら↓
仲睦まじいレンリンを温かく見守る所存

私はイベントで2回お会いしたことがあります。
最初にコンタクトしたのが2008年9月だから結構前から知っていました。
娘はまだ会ったことがないので、そのお声を聴くのも初めてでした。

声もかわいいけど、ご本人もかわいいですよ。w
ご尊顔はコスプレ写真で出回っているか。ww

いや、しかし、INARIには笑った。
いかにもウサギさんが好みそうな「これはひどい」の典型でした。www





ねんどろミク
ファミマの一番くじ、3度目のチャレンジでB賞ねんどろいどミクが当たりました。

miku_B.jpg

1回目はF賞のクリアファイル、2回目はG賞の箱でした。

800x3=2400円

まあ、コスパ的には良かったかな。

ボカロ関連商品では、食品はコンプリートしています。

今ファミマに行くと散財するから、できるだけ避けているんですけどね。


==


別件

ネット接続の業者を乗り換えまして、工事は8月頭に終わってて19日にパソコンへの接続をしました。
何の問題もなかったので安心していました。

ところが、昨夜パソコンを再起動したら、ネットにつながらなくなったのです。
何をやっても駄目。

プロバイダの電話サービスは平日の午後5時まで。
仕方ないので、会社のPCである程度の設定情報をプリントして、午後休で帰って電話しました。
そしたら、「それは心当たりがあります。マカフィーのアップデートしませんでしたか?」
「あ、したした。そのあと再起動したらつながらなくなった」
「アップデートファイルに不具合があったようです。電話番号をお知らせしますので、そちらにお問い合わせください」

で、電話したけど、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと話中。

だめだこりゃと思って、会社の同僚に電話してマカフィーのサイトを開いてもらいました。
そしたら、サポートページにたった一行

「2012/08/20更新後のインターネット接続不可およびマカフィー・セキュリティセンター(McAfee SecurityCenter)のエラーメッセージについて」

このリンクを開いたら、18日の定義ファイルに不具合がありましたって。

そのページを印刷してFAXでうちに送ってもらいました。
だって、うちのPCではそれ見ることができないのですから。

届いたのを読んだら、なんと、アンインストールしろって。

アンインストールしたら、それだけで接続できるようになりました。

乗り換え前はアクセスルータ経由にしていたから、こんな問題起きなかったかもしれないのに。
ほんと、間の悪いこと。

ボカロSS投稿所閉鎖か?
5月15日、久しぶりに開いてみたら、ボカロSS投稿所が消えていました。
閉鎖されたのか、サーバの問題なのかは分かりません。
今日17日時点でも開かないから、閉鎖の可能性が高くなりました。

本当に閉鎖されたのなら残念です。
私の作品の殆どがそこにありました。
頂いた感想、コメント全てを手元にもっているわけでもありません。

置かせてもらっていた立場だからどうのこうの言うことはできませんが、連絡くらいは欲しかったなあ。

旧投稿所のほうは残っています。
こちらはサーバが、というかサービス元が異なるからでしょう。
でも、意図的な閉鎖ならこちらは残っているというのも変だなあ。

そういう訳なので、このページの左上にリンクがある私の作品一覧から大半の作品が読めない状況になっています。

自分のサイトにTXTを置くつもりでいますが、一覧のリンク張り替えなどが必要なので、週末になりそうです。

こんなときに限って、昨日今日とアクセスがあってるんですよねえ。
すみません。しばらくお待ちください。


5/20追記

どうも消滅は本当のことのようなので、読めなくなった作品のテキストを私のサイトに置いて、一覧表のリンクを変更しました。

とても読みにくいですけど、適当なアプリにコピペするなどして下さい。
ココニコイはまだ置いていません。あれはちょっと面倒なので。


5/22追記

投稿所管理人のあひるさんから消滅は手違いだった旨のコメントを頂きました。
よかったあ。

一覧のリンクも元にもどしておきますね。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。