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遅れてきた突っ込み
書きたいことは山ほどあるけど、暇がない。 だから、多分、どれも旬を過ぎた話題ばかりに なりそうなブログ。ここでのハンドルはたか号ですが、小説などはgatsutaka名で書いています。
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犯罪者書館アレクサンドリア感想

半年間、機会がある度にamazonで著者名検索してようやくヒットしました。
届いたのが4/28。翌昭和の日一日で読み終わりました。

犯罪者書館アレクサンドリア ~殺人鬼はパピルスの森にいる~ (メディアワークス文庫)犯罪者書館アレクサンドリア ~殺人鬼はパピルスの森にいる~ (メディアワークス文庫)
(2014/04/25)
八重野統摩

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前二作が学校(予備校)を舞台にした青春ラブコメ風ミステリーだったのに対し、第三作となる本作品はちょっと毛色の変わったクライムミステリー(これ、ちょっと違うかw)でした。

正直言うと、「ビブリア古書堂の事件手帖」を彷彿とさせるこのタイトル、カバーイラストだと八重野作品でなかったら読まなかったでしょう。
実はビブリアも読んでいないのです。(ドラマは一回見て止めた)

ミステリーがメインの小説は積極的には読もうと思えないのです。
本屋大賞になった「謎解きはディナーの後で」はハードカバーを買って読んだ上で、後悔しました。(ドラマは全部見た)

この傾向は昔からで、ホームズですら1,2冊しか読んだことがありません。

でも、ミステリーを全く読まないということではありません。
自分なりに分析してみると、「~探偵シリーズ」「刑事・警察物」「~事件簿」といった類のものに興味が持てないようです。

コロンボとかよく見てたんだけどなあ。
逆にだからこそ面白みを感じなくなったのかな。
最近ではガリレオや福家警部補は見てた。(家族が見るから仕方なくということもあります)
サスペンスドラマは絶対に見ません。
あれ? これはテレビドラマの話だ。

小説はねえ。作者さん次第かな。

八重野フリークたる私だから、本作を読んだということです。
シャーレキアン風に言うとどうなるんだろう。ヤエネアン? 意味通じないや。w
シャーレキアンもトレッキアンも作者じゃなくて、作品ファンの呼称ですしね。


さて。さてです。ww
内容の感想です。

アレクサンドリアとか、夏目の動機とか、物語の根本部分が少し弱いように感じました。
これはソフトに関することが主です。

ハードにおいても、あれほどの建造物しかも強固なセキュリティーとなると、建築業ではないけれど似たような物を作るメーカーに勤めている私にしてみれば、設計、材料・機器調達、加工、組立、内装とかなり大規模な人員が携わるものを秘密裏に作って運用するのは、まあ、ファンタジーだよなあと思います。
メンテだって絶対に必要ですしね。

六彦と夏目の関係(心理心情的なものではない部分)は、なるほどそういうことかと納得できました。
でも夏目の設定そのものにかなり無理があります。(八重野さんもそれは承知の上で書いているのでしょうけれど)

それとね、全体を読んでいて感じたのは、現実感の薄さでした。
全ての登場人物がアレクサンドリアという舞台の上で芝居を演じているのを見ているような感覚と言えばいいでしょうか。

どれほどリアリティの無い設定の物語であっても、例えば入間人間作品や伊坂幸太郎作品を読んでいるときには、虚構の上に現実があって、活字の向こうに世界が広がっていることを無意識ではあっても感じます。
本作品ではそれが希薄なのです。

これは物語の多くの部分がアレクサンドリア内で進行していたことが一つの原因でしょうけれど、プロローグでの六彦の窮地やアーミンによる「行き止まり」での殺人すらも芝居の一場面にしか感じられないのです。

閉じた本の裏側で、登場人物達が役を離れて「やれやれ」と談笑している場面が想起されます。
なぜそう感じるのかは、自分でもまだよく分かりません。

八重野さんがこのような物語を好んでいるのだけど、自分の作品として物するにはまだ至っていないのではないかという、物凄く失礼な想像をしています。

アーミンというキャラは面白かった。
還りの会の柚舞プリズムの可苗の面白さとはかなりベクトルが違います。
ビジュアルから萌的なものを感じるかと言えばこれも違います。
(だって、あの設定、性格、口調は私の萌え属性とは全然違うんだものw)

六彦とラーメンを食べに行った、六彦の横で寝入ってしまった、六彦が寝込んだとき毎日見舞いに来た、六彦に性別を知られたときの反応、こういったところに可愛さを感じるからでしょう。全部六彦絡みだ。
これらのエピソードから、私はアーミンは女だと思っています。

夏目は、うーん。
上に書いた設定の無理さ加減と、彼女の態度から、感情移入はできなかったかな。
キャラとしては惜しいんだよなあ。
私はドブネズミではないとか。
(あの場面、リンダリンダは伏せておいて欲しかった。ブルーハーツで十分。自分が知っていることは寸止めを要求し、知らないことは情報をねだる嫌な読者だw)

カバーイラストのビジュアルも、悪くはないけれどもうちょっとと感じました。

六彦は、宮廷大である西都大、つまり旧帝大の京都大学学生ということで、その頭脳の冴えはよかった。
彼の語りで進行する物語が、八重野さんの文章に特有なリズム感とうまくマッチして無駄な描写がありません。
私はこれを待っていました。

でも巻き込まれ型で現状を追認してしまう性格は矯正の余地ありかな。


八重野さんは書店員だったのか。
多くの客が、作者その人だと知らないで作品を買っているのでしょうね。

本作にはホームズ、チャンドラー、遠藤周作まで引用がありました。
私は上に書いたようにホームズは2冊、チャンドラーは1冊しか読んでいません。
沈黙は中学生のときに読んだなあ。また読んでみるか。

色々不満を並べたけれど、今回も十分楽しめました。
次回作もLook forward to 。


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