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書きたいことは山ほどあるけど、暇がない。 だから、多分、どれも旬を過ぎた話題ばかりに なりそうなブログ。ここでのハンドルはたか号ですが、小説などはgatsutaka名で書いています。
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白翼のポラリス感想


カバーイラストを見た時点で犬村小六さんの「とある飛空士」シリーズを思い浮かべたのは私だけではないでしょう。
このブログでの感想 → カテゴリーとある飛空士
読んでみて「とある飛空士への追憶」に似た展開であることに驚いたのも私だけではないでしょう。
本作の感想を書くに当たっては、まずこれに触れなければなりません。
ついでに言うと「天空の城ラピュタ」を彷彿とさせる要素も。

でもまあ、それはいい。
創作は常に先行作品との競合であって、それを凌駕するものを出せば賞賛されるし、及ばなかったら消えていくだけのことなのですから。
作者さんのツイッターアカウントを犬村さんがフォローしてるしね。
という私の考えを示した上で感想本文に入ります。

不満点が山のようにあります。

最初の1/4までは「どこで読むのを止めようか」ばかり考えていました。
本作と直接関係ありませんけど、とにかく最近は外れが多い。
縁と直観に頼る部分があるとは言え買うまでにある程度吟味はしているのに、読み始めて途中で投げる本、実物を手に取っただけで読む気が失せる本が多くなってきました。
私の部屋にはそんな本が死屍累々です。
本作もその一つになる可能性がありました。

まず、全体として文章に締りがなくてぬるいという印象があります。
少し文才のある高校生辺りがちょっと頑張って書いたものという感じです。
若い主人公シエルの一人称語りだからそうなるのかもしれません。
それでももっときりっとした文章にできるはずです。
作者さんのプロデビュー作ですから、これは今後に期待するしかありません。
あと、章の切り替わりのところでの唐突感が強かったです。
もう少し上手にできないかなあ。

そしてこれは大きいのですが、後半でシエルの心情描写がぐだぐだぐだぐだ続くのが嫌でした。
シエルの内面の成長を描きたかったのだと思います。
であっても無駄な(物語の中で言えば的外れな)描写が多過ぎます。
物語の進行が一時的とはいえ妨げられるのでイライラするのです。
但しそれを嫌うのは私の個人的な嗜好に過ぎません。
私とは逆に好ましいと感じる読者だっているでしょう。

またシエルのキャラが私の好むスタンダードから若干ずれていることも気になりました。
完全には感情移入できなかったのです。
この点は少し惜しい。
スタンダードと言っても「かくあれかし」という具体的なイメージはありません。
どちらかと言うと「なかれかし」、つまりこういう性格やものの考え方感じ方は嫌だなあというネガティブな基準です。
自分の周囲や社会に対して斜に構えているとか、考えるだけでなかなか行動しないとか、悪い意味での諦観を持っているとか、妙に固くて融通が利かないとか、そういうこと(シエルがそうだと言っているのではありません)です。
シエルの場合は、うーんどうだろう、成長過程にあるから仕方ない部分かなあ。

不満点はとりあえずここまでとします。

ステラはどうかと言うと、うん、なかなかいいキャラだと思います。
彼女の方は最初から最後まで真っ直ぐな性格で殆どブレがありません。
この点では「とある飛空士への追憶」のファナと真逆の存在です。
追憶はファナの成長譚でもありますからね。
ただまあ、ステラはあれほどの巨乳キャラにする必要はないよね。
(これは本当に私の個人的好みの問題です。ラノベやコミックのキャラによくある「物理的・生物学的に有りえない巨乳」を私は受け入れられないのです。むしろ嫌悪感を覚えます。ステラはギリギリの線ですけど)

世界観は独自で面白いと思います。
確かに陸地が少ないと資源の争奪が問題になるでしょう。
船国で出た廃棄物は海に捨てるのでしょうか。
惑星系として成り立つかどうかを科学的に考えて否定するのは野暮だな。

飛行機の名前にさりげなく星の名前を使ってあるとことは好印象。
でもポラリスは潜水艦発射弾道ミサイルかな。w

ストーリーは、一巻物の物語としてコンパクトでよくまとまっていると思います。
無駄な部分が殆どなくて面白かったです。
それ故に上記したぐだぐだ心理描写が惜しいんだよなあ。

それとまだ何かが足りない。
重層さ、高尚さ、深長さ、うーん、違うなあ。
単純に言えば軽いんですね。
いや、勿論それぞれの場面は深く検討してあって軽いなんて言うのは失礼ですけど。
これ多分文体からくる印象なのかもしれません。

そして結末。
ネタバレを防ぐために具体的には書きませんけれど、今後の展開を予想させるあのエンドはいいですね。
追憶のファナが……。 あ、ここ書くの止めておきます。
止めるまでもなく本作の序章を読めば私が何を言いたいかは分かる人もいると思います。

次巻を心待ちにしておきます。

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