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| プロフィール |
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Author:たか号
妻と3人の子持ちです。 長女 A子中2 長男 B太小6 次男 C介小3 gatsutaka#mail.goo.ne.jp #を@にして下さい

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| 遅れてきた突っ込み 書きたいことは山ほどあるけど、暇がない。
だから、多分、どれも旬を過ぎた話題ばかりに
なりそうなブログ。 |
| JRで異次元への旅(気分) |
JR長崎本線は、長崎ー諫早間(正確には浦上ー喜々津(ききつ)間)が2路線あります。
一つは「長与(ながよ)経由」の旧線、もう一つは「市布(いちぬの)経由」の新線です。

旧線がかなり遠回りな上に、途中にある本川内(ほんかわち)駅がスイッチバックだった(現在は解消))りして時間がかかるということで、1972年に新線が作られました。 特急や快速はこの新線しか通りません。
長崎駅や浦上駅では当然登りの各列車についてどっち経由なのかアナウンスしています。 通勤や通学で日々利用している場合は、発車時間や車両、編成などでも違いが分かります。 でも、あまり利用頻度のない人にとっては、このアナウンスの意味がピンとこないことがありますし、ましてや発車時間、車両の差異など分かるはずもありません。
だから、ときどき(いや、恐らく頻繁に)乗り間違いが発生します。
新線はほとんどがトンネルです。 登り列車だと、浦上を出てからすぐ6km以上ある長崎トンネルに入ります。
新線の存在を知っている場合は、「あ、間違えた」で済みますが、旧線沿線住民(若い人や、最近越してきた人)で新線の存在を知らないもしくは忘れている人の場合は悲喜劇が起きます。
私の妹の場合がそうでした。 高校生のころ、浦上−道ノ尾間をJRで通学していました。この区間にトンネルはありません。
夕方の下校時、よほどボッとしていたのでしょう、浦上で乗り間違いをしました。 発車してすぐ、列車がトンネルに入ります。でも彼女は新線の存在を知りませんでした。 駅のアナウンスで「市布経由」という言葉を何度も聞いているはずなので、知らないという言い方は正確ではありません。要するに、新線を一度も使ったことがなかったので、具体的なイメージが無かったということです。当然長崎トンネルの存在は知りませんでした。列車は行けども行けどもトンネルから出ません。
「えっ。えっ。えっ。....。ここどこ? 何、このトンネル? なんでみんな平気な顔で乗ってるの?」
一瞬、本気で列車が異次元の世界に迷い込んだと思ったそうです。 ウルトラQの世界ですね。今ならさしずめ世にも奇妙な物語でしょうか。
トンネルを抜けたところに市布駅があります。列車が止まってから急いで降りました。山間の小さな駅で、周囲の民家もまばらにしかありません。辺りは暗くなっています。他に降りた人はいません。
そのとき、ようやく別路線があることを思い出したそうです。 列車が出ました。ホームに一人残って下り列車を待ちました。
市布に止まる各停は少なく、目の前を通過する特急を何度か見送ったあと、ようやく止まった列車に乗って浦上まで戻り、もう一度乗り換えて家に帰ってきました。
その話を聞いて、確かに長崎トンネルの存在を知らないでいきなり列車が入ったら驚くだろうなあと大笑いした覚えがあります。
時代は30年ほど戻って先週のこと。
B太は浦上にある塾に通っています。普段はバスで通っていますが、昨日は帰りに寄るところがあったので、道ノ尾で降りるためにJRに乗りました。
そのとき間違えて、佐世保行き快速シーサイドライナーに乗ってしまいました。 列車がトンネルに入ります。
彼はかみさんのほうの婆さんのお供で、佐世保への墓参りに何度も行ったことがあります。 佐世保に行くには、一旦浦上まで行って快速に乗り換えたほうが楽なので、長崎トンネルも何度も通ったことがあります。 だから、私の妹のように「異次元に入り込んだ」という悲喜劇を味わうことはありませんでした。
でも、どうやって帰ろうかという不安は膨らんでいきます。 快速なので、市布などには止まりません。喜々津に着いたところで、運転士さんに相談しました。「ここで降りて、駅員に相談しなさい」
駅舎に行き、駅員さんに相談すると、「40分後に長与経由の下りが来るからそれに乗って帰りなさい。お母さんに電話したほうがいいよ」と教えてもらいました。
幸い、かみさんの携帯の番号を覚えていたので、公衆電話からかけました。 かみさんに繋がると、それまで抑えていた不安が爆発したようで、いきなり大泣きになったそうです。
電話のあと、見かねた駅員さんが「おなかが空いているだろう」とポテチを一缶呉れました。
家に帰ってきてから聞いてみると、「いや、泣いたとは電話のときだけ」と言っていました。
まあ、本人にとっては大事(おおごと)だったでしょう。いずれ懐かしい想い出になることと思います。
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