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遅れてきた突っ込み
書きたいことは山ほどあるけど、暇がない。 だから、多分、どれも旬を過ぎた話題ばかりに なりそうなブログ。ここでのハンドルはたか号ですが、小説などはgatsutaka名で書いています。
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その日彼は死なずにすむか?感想
これまでガガガ文庫なんて見向きもしなかったのに、とある飛空士シリーズ読んでその巻末にあった広告からジャケ買いしてしまいました。

その日彼は死なずにすむか? (ガガガ文庫)その日彼は死なずにすむか? (ガガガ文庫)
(2009/06/18)
小木 君人

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あの絵でジャケ買いするってどんだけロリなんだって思われそうですが、そうじゃありません。
まだここでは明かしていませんが私は自分で小説を書いていてその登場人物が小学校高学年から中学生という設定が多いのでその参考にしたかったのです。(苦しい言い訳だww)

小木君人:著,植田亮:イラスト
以下、かなり辛口に思える書き方をします。

読み始めて半日で読了しました。
率直な感想を言うと、プロの小説としてはかなり未熟に思えました。

あまりにも都合が良すぎます。
これで小学館ラノベ大賞ガガガ賞受賞って、その賞のレベルが知れます。
(新人の公募賞とは思わなかった。であればまあ、ある程度は納得)


まず小学生に戻った鋼一のあまりにヘタレなこと。
お前、精神は17歳だろう? もうちょっと違う対応があるだろうが。
それに最後までソフィアのことを「ソフィアさん」と呼んでいたのも頂けない。
まあそれ(17歳の知識、経験)を活かしすぎたら白けるのかもしれませんが。

次にソフィアの設定に読者の好みの傾向を詰め込み過ぎです。
スエーデンとのハーフで、ブロンド碧眼、負けず嫌い、ちょっとだけ身体にコンプレックスあり、日本語に少し弱い、学校内では目立っているけど孤立気味、アニオタでそれを隠そうとしている、鋼一に対する独占欲が強くて一途、それでいて素直。  出来すぎだ!

とも実の登場とともに当然修羅場が予想されました。
どんな修羅場が展開されてどう終息させるのだろうとドキドキしながら読んだのに、あれ? 無し?
音楽室の掃除を一人でやっているとも実に鋼一が近づいていく場面は、これは地雷を踏むよなあ、さあソフィアはどう出るかと思っていたら、あとからは3人で掃除しているし。
とも実、身引きすぎだよ。あれじゃあ応援のし甲斐がない。

鋼一の一回目の人生で、ソフィアにとっての鋼一はただのモブだろうけれど、とも実にとっての鋼一は幼稚園からの因縁ありですよね。
ソフィアとつき合っていない鋼一と小5で同じクラスになったのに、何のアプローチもできなかったというのは不自然じゃないかなあ。
まあ、それができないのがとも実なのかな。

弥宵とは少し対決になりかけましたが、その場から弥宵が消えてしまうし、その後ソフィアと仲良くなってしまうし、肩透かしです。
そもそも弥宵の鋼一に対する目線が今ひとつ分かりませんでした。
リストカットしてメールする相手として相応しいかなあ。
中3-高1の女子から見た小学生男子ってガキんちょですよね。

とも実が自分の中でぐるぐる回っていて、弥宵に関しては鋼一がぐるぐる回っているのもどうかなあ。
ソフィアを含めた3人の中心に鋼一がいる構造なのに、その距離感が不等辺過ぎます。鋼一から見た3人と、3人側から見た鋼一の距離も非対称です。まあこの見方は等距離ならいいってことでもありませんけど。

高野君と担任の先生も意味ありげに登場したのに、その後音沙汰なし。
親も物分りいいし、ソフィアの母親が少し存在感があるくらい。

マキエルも親切過ぎます。
もうちょっと意地悪でいい。

思わせぶりなキーワードだった「奇跡の欠片」も、明かされてみればなんだそんなことかと。

一度死にかけて過去に戻って人生をやり直すという全体の設定は悪くはないのですが、鋼一とソフィアの成長をもっと強調してすれ違いながらも惹かれあっていくとしたほうがより面白みが出たのではないかと思います。
初手から特大のフラグが立って、あとそのままじゃあね。

それとタイトルがまずい。死なないに決まってるだろうが。
あのタイトルだけだったら絶対に手に取ろうなんて気になれません。
単純で純粋なジャケ買いでした。

ーー

とかなんとか、散々悪口(違う、辛口の批評だw)を並べました。
でも、基本を言えば私はこの作品が好きなのです。
でなければ感想なんか書きません。

一番印象的なのは、やはりソフィアの「ええ、つき合ってますけど、何か?」です。
そう来たかあって感じで、鮮やかな切り返しには度肝を抜かれました。
家族の前で読んでいてリアルに吹きましたもん。w
ただこの台詞はその後の展開の予想を逆方向にミスリードする危うさを秘めていました。
このままうまく行く訳ないだろうって感じました。

それと「鋼一が浮気した」と号泣する場面。
「世にも珍しい小学生の痴話喧嘩」で10分以上も泣き続けるとは。
あの場面で鋼一がもう少し気の利いたフォローを見せてくれれば、読者の参考になったのに。(どういう意味だw)

それにしてもソフィアのスペックが高すぎて、鋼一とのバランスが取れません。
小4のときのクラスの女の子が言っていた「釣り合わない」という状況は最後まで続きます。

こういう「もてない男」からみて夢のような状況は、一方で「いつ捨てられるか」というとてつもない不安を引き起こします。
ソフィアだって小学生の頃はまだ未成熟ですから、周囲とのかかわり方とか、恋愛に対する考え方も少しずつであっても変化してくるはずです。その変化が閾値を越えて目覚めたとき、自分の近くにいる鋼一を見てどう思うか。

だから鋼一にはもっと頑張れと言いたい。

ソフィアが自分にべた惚れしている状況に胡坐をかいてると、大人になってから痛い目に遭うぞ。作品中では胡坐どころかずり下がり気味ですけどね。よくあれで中学、高校と関係を続けられたものだと思います。

鋼一がソフィアの騎士(ナイト)であったとしても、それはたまたまと言うかあまりかっこいいナイトではないので、二度目の死を乗り越えたあとでもいいから自分の核となる何かを見つけて、それをもってソフィアを守るという気概が欲しいです。


さて、ここまではギャルゲー的にソフィア攻略の観点で感想を述べました。
(念のため言っておくと、私はギャルゲー未経験者です)

でもよくよく考えてみると、鋼一とソフィアの恋愛の派手なエピソードはこのお話の中の一部に過ぎず、メインは「鋼一のトラウマ」「とも実の後悔」「弥宵の葛藤」というメンタルな部分にあるという捉え方もできます。

そしてそれらを解決する糸口としてソフィアが存在していると。
ソフィアは自身も奇跡の欠片であると同時に、あと二つの欠片であるとも実と弥宵を鋼一に結びつける役割をして鋼一を死から救います。
しかしそれだけではなく、3人の心も救っているのです。

このメンタルに関する部分は読み手によっては少しうざっちいと感じる面があります。
そんなうじうじ考え込まないでスパッと行動すればいいのにと思います。
でも出来ないんだよなあ。よく分かります。

よく分かるということは、自分も同じようなものだということ。
この場合、とも実や弥宵、そして鋼一に感情移入して読むことができれば、その読み手(つまり私)にとって本作品には大きな価値があるということになります。

そう考えれば、ソフィアと鋼一の恋愛は問題解決のための手段の一つ(それしか選択肢がないとしても)に過ぎず、マキエルの存在や、そのマキエルが進行させるゲームには実はあまり大きな意味はないとも言えます。
二人が恋愛関係にならなかったら、鋼一は彼女はおろか友達もいないまま17で死に、とも実は後悔を抱えたまま暗い青春を送り、弥宵に至っては凄惨な事件に巻き込まれる、というだけのことなのです。

私は小4、小5の頃どうだったかなあ。
鋼一に近かったかもしれないし、別の面ではもう少し積極的でもあったような。
その辺りのギャップから鋼一にイラついたり、もっと頑張れと思ったりするのでしょう。

もう一度恋愛に話を戻すと、二度目の死を回避したあと鋼一とソフィアはどうなったのでしょう。あのスペック差を何らかの形で埋めなければ、危なっかしいんじゃないかなあ。

ということで、18歳以降の二人がどうなったのか、続編所望です。w

そういうストレートな続編でなくても、例えば二人が結婚してその子供がまた何かの巡り会わせでマキエルの世話になることになって、ってのもいいかな。

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