su
プロフィール

たか号(gatsutaka)

Author:たか号(gatsutaka)
コンタクトは下のアドレスもしくはコメントでどうぞ。
過去の古い日記へのコメントも大歓迎です。
garei#mars.dti.ne.jp
#を@にして下さい

ボーカロイドを扱った自作小説の一覧は→こちら
です。


そして、とうとう、とうとう、
ツイッター始めました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ネフレンを愛でる会

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

遅れてきた突っ込み
書きたいことは山ほどあるけど、暇がない。 だから、多分、どれも旬を過ぎた話題ばかりに なりそうなブログ。ここでのハンドルはたか号ですが、小説などはgatsutaka名で書いています。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

とある飛空士への誓約感想1.2.3.4,5,6,7,8,9
2巻については下の方で言及しています。
3巻についてはさらにその下。でもまだ読み終わっていません。読了しました。
4巻コメント追記しました。かなりネタバレしてます。2013/12/25
5巻読了しました。今、文章を書いていますので、もうしばらくお待ち下さい。2014/3/22
5巻コメント追記しました。2014/3/24

皆さん気が早い。もう「6巻感想」という検索でここに来る人が少なくない。
昨日届いて読み始めたばかりです。感想を書けるのは来週末くらいかなあ。
4→5が3ヶ月でこれまでの5ヶ月という慣例が破られたから6も早いのかなと思っていたら
5→6はきっちり5ヶ月だった。w
5巻は恋歌アニメに合わせるために早めたのでしょうね。2014/8/22

6巻コメント追記しました。2014/8/25
同時にファンブックのコメントも書きました。

7巻到着。2015/1/22
コメント追記は多分来週。

7巻コメント追記しました。2015/1/26

8巻到着。2015/6/20
コメント追記は多分来週末。

8巻コメント追記しました。2015/6/29

9巻到着。2015/11/20
3連休で読んでコメント追記は多分来週末。

2015/11/29
9巻23日に読み終わりました。
それから感想をかなり書き進んでいますが、まだ終わりません。
次の週末が目標かなあ。
待っている方ごめんなさい。←そんな人いるのか?

2015/12/06
一週間経ちましたが、まだ書ききれていません。
書いているうちに、もっと書きたいことが浮かんできています。
でも仕事が忙しくて書く時間がなかなか取れません。
本を読むのは通勤の行き帰りにしているので可能なのです。
あまりお待たせするのは悪いかな(←誰に?)と思うので、ここまで書いた部分を前篇として載せます。

2015/12/12

イリア後半、かぐら、セシル追加しました。
男どもはまだ。

敢えて挙げる問題点なども追加しました。


2015/12/20

男ども追加しました。

最後に謝辞を追加しました。




==

いよいよ「とある飛空士」の新シリーズが始まりましたね。
気付くの遅くて、11月になってようやく第1巻を買いました。

fc2ブログのマイショップ機能が廃止になって、使いやすかった商品タグが使えなくなりました。
8,9巻が別の表示になっているのはそのためです。

とある飛空士への誓約 1 (ガガガ文庫)とある飛空士への誓約 1 (ガガガ文庫)
(2012/09/19)
犬村 小六

商品詳細を見る
とある飛空士への誓約 2 (ガガガ文庫)とある飛空士への誓約 2 (ガガガ文庫)
(2013/02/19)
犬村 小六

商品詳細を見る
とある飛空士への誓約 3 (ガガガ文庫)とある飛空士への誓約 3 (ガガガ文庫)
(2013/07/18)
犬村 小六

商品詳細を見る
とある飛空士への誓約 4 (ガガガ文庫)とある飛空士への誓約 4 (ガガガ文庫)
(2013/12/18)
犬村 小六

商品詳細を見る
とある飛空士への誓約 5 (ガガガ文庫)とある飛空士への誓約 5 (ガガガ文庫)
(2014/03/18)
犬村 小六

商品詳細を見る
とある飛空士への誓約 6 (ガガガ文庫)とある飛空士への誓約 6 (ガガガ文庫)
(2014/08/19)
犬村 小六

商品詳細を見る
とある飛空士への誓約 7 (ガガガ文庫)とある飛空士への誓約 7 (ガガガ文庫)
(2015/01/20)
犬村 小六

商品詳細を見る





恋歌よりも長編になるとのこと。
恋歌は次の巻が出るのに約5ヶ月でしたから、2巻は2月かな。※1
私は恋歌は追憶も含めて6冊連続して読みました。
夜想曲は上巻を発売直後に読んだので、下巻が待ち遠しかった。

なので、誓約は買うだけにしておいて、最終巻が出た時点で一気に読むことも考えました。

でも、無理。
気が付いたら、書店のビニールカバーを破っていました。

私は「とある飛空士」シリーズを冷静に読むことができません。
ページをめくるだけで心がざわつき、目頭が熱くなります。

実際、誓約でも冒頭のイラストを見て、序を読み始めたとたんに、うるうる。
(ああ、情けないw)

内容についての感想は完結してから書くことにします。
あ、でも、我慢できずに書き始めるかもです。とりあえず、今日は止めておきます。

内容以外のところで、気付いた点を。

・地の文に工夫。成長のあとが見られる
  以前は、なんだか似たような表現が繰り返されていることがあったのに、色々切り口や表現を変えて飽きさせないようにしてあります。
・「直掩」に「直接掩護」と付記されていた
  掩護と援護は意味が違うんですね。軍事学を教わることのない日本人には最低限の解説が必要でしょう。

これ、私が恋歌の感想を書いたときに、不満点として挙げていたものです。
まさか犬村さんご本人か、出版社の担当者さんがあれを読んだからなんてことはないでしょうけれど、嬉しかった。

でも、羽染静さんが出てくるような伏線が。www
いいんです。私、静さん好きだから。

ああ、次が待ち遠しい。

==

※1

2013/2/21 19:00 追記

予想通り2巻は2月でしたね。
さっきamazonから届きました。
これから読み始めます。
ああ、楽しみだ。

==

2013/2/23 追記

2巻読み終わりました。

うーん。
鈍い私でも珍しく薄々予想はしてたんだけどなあ。
やはりそうだったか。

Wikipediaに既に記載してありました。
編集履歴から見て、2/21に追記されたようです。
駄目でしょ。もうそれを書いてしまっては。
少なくとも1巻から2巻にかけての「核心部分」なんだから。
Wikiの編集者は自己顕示欲が強いんだよなあ。

上で宣言したように、私の感想は完結してからにします。
しますが、今時点でのインパクトを少し記しておきます。

2巻のハイライトは模擬空戦での清顕とイリアの一騎打ちですよね。
イリアの心が解けて行くのは嬉しいです。
元々エリアドールの七人の中ではある程度心を許していることが窺えますが、これから少し展開が変わってくるかもしれませんね。(一筋縄ではいかないでしょうけれど)

清顕が「あきちゃん」と呼ばれていたのにはひっくり返りました。
私もかみさんの友達の奥さん連中からそう呼ばれているのです。
下の名前の下のほうが「あき」なのも同じ。
いや、ま、悪い気がするってことではないのですが。w

どうでもいいんだけど「バルタザール」を「バルタ」と呼ばれると「ロボットパルタ」を思い浮かべてしまうのは私だけ?

PARUTA.png


1巻で予想した羽染静さんは出てきませんでした。
でも、あれじゃあ筋が通らないから、まだ可能性は残っているかな。

では3巻を待ちましょう。
5か月後なら、7月か。

==

2013/7/20 追記

今日、3巻届きました。
さっき開いたばかりです。

その帯にすんごいニュースが。

「とある飛空士への恋歌」TVアニメ化決定!!

6月にはもう明らかになっていたようですね。

うおー。そうかあ。
追憶がこけたから諦めていたんだけど。

ああ。でも。
過大な期待はしないようにしとこう。

その上で面白かったらよしとしよう。
とにかく、原作レイプはやめてほしい。
でもなあ。あの長さを1シーズンでなんてことになると。
うーん。

2013/7/23 3巻読了。

3巻に入って、他の物語との関係が少し見えてきました。

誓約で舞台になっているのは、追憶、恋歌とは別の大陸および島嶼部です。便宜上これを第三の地区とし、追憶の舞台を第一、恋歌の舞台(カルエル、アリエルが生まれ育った場所)を第二とすれば、第三の地区に住む人達には第一、第二の地区のことがまだ知られていません。
知っているのは空族(ウラノス)のみです。

恋歌にも登場したゼノンの回想にアメリアのことらしい女性外交官が出てくることから、誓約の時代は恋歌の数年後ということになります。

それがカルエルによるクレア奪還作戦の後なのか前なのかはまだよく分かりません。

後であれば奪還作戦の顛末が今後明かされるのかもしれません。

奪還作戦の前であれば、エリアドールの七人がその作戦に巻き込まれ、追憶、恋歌の直接の続きに当たる大きな物語に発展していく可能性があります。
それを期待したいけれど、3巻時点での物語の流れからは有りえないかな。

イリアのキャラは「神のみぞ知るセカイ」の春日楠に似てきました。w
いずれ黒ウサギである清顕との死闘は避けられないのでしょう。(これは予想ではなく、実質的な既定事項です)

それにしても7人とも訳ありの境遇を抱えていて、明るい結末にはなりそうもないですね。
これは1巻冒頭の序で分かっていることではありますけれど。

あれ? そう言えばかぐらの境遇はまだ分かっていませんでしたか。
かぐらはイリアと清顕の死闘に絡んでくるのかな。
バルタもまだよく分かっていないか。

3巻でのミオについては、今はまだ何も言えません。
犬村さんはドSなんだろうか。www
ミオについて述べるのはこの物語を最後まで読んでからにします。

それにしても
「さよなら、はじめて恋したひと」
「さよなら、わたしの撃墜王」
この科白がこのタイミングで出るかぁ。
泣くのはまだ我慢しとこう。


一つだけ予想を述べておきます。
バルタザールは、将来セシルに臣従するのではないでしょうか。

1巻の時点で予想したことは外れが強くなりました。
士官学校が爆撃破壊されたことで、伝説のドーナツのことがわからなくなってしまったからです。
私はてっきり羽染静さんの仕業だと思っていたのですが。
でも、まだ可能性は残っているかな。w

それと、もう一つどうしても今時点で言っておきたいことがあります。

ゼノン、カーナシオン、バルタの上司、警察署長といった敵役・悪役の描き方が少し安っぽいと感じています。特にその行動の俗物的な動機についてです。

追憶、恋歌、夜想曲にもそれぞれそういったキャラがいます。

追憶でファナを騙そうとした将校は底の浅い人物で、まああれでよかったと思います。
恋歌の登場人物には、私が嫌悪感を覚える人が確かいませんでした。
私がこの二つの物語に心酔したのはこういう点も要因の一つと言っていいです。

夜想曲の「セスタ・ナミッツ」などは上に挙げた人物のテイストに近いとも言えますが、夜想曲は千々石、美空の壮絶な生き方、死に様(※)に圧倒されるので、敵役なんかどうでもいいやという気分なのです。

誓約の場合は、群像劇であることから7人それぞれへの感情移入が集中できず分散してしまいます。
その分だけ脇役の存在が目についてしまうのかもしれません。


※余談:

最近「生き様(いきざま)」という言い方をよく耳にします。
でも日本語には本来この言葉が無いんです。

昔からあるのは「死に様(しにざま)」だけです。
「あいつの死に様を見ろ」とかいう、どちらかというと悪い意味です。
それを踏まえた上で、称賛するべき死に関しても敢えてこの言葉を使うことがあります。

ところがある時から、誰かが「生き様」という言葉を使いだしました。
死に様の対として使っているのなら、誤用です。
でも、特にメディア関係の人達が気に入ったのでしょう。
「役者としての生き様」とか、何をか言わんや。

言葉は生き物だから、みんなが誤用すれば本当になってしまう例でしょうね。

私は使いません。嫌味な薀蓄垂れだなあ。w

==

2013/12/25 追記

いよいよ物語が大きく動き始めました。
歴史の歯車が一つ回ったという感じです。

4巻の最重要事項は末尾の第二部7ですけれど、それは後で言及することにします。

今回の中心は清顕とイリアでした。
レイヴン上甲板でのあのシーンが後々両者による死闘につながっていくのでしょうね。
しかしイリアはまだ19歳かあ。酒飲んで酔っている場面は、アニメ化するとき問題になるんじゃないかと思いましたが、セントヴォルトでは18歳から飲むことができるという設定で許されるのかな。

セシルがバルタの手紙受け取るまでの経緯はなかなか面白かったです。
例えば「気まぐれ」としても読者が納得したかもしれないことです。
なのに、かぐらがバルタに会いに行き、それからああなって、こうなって、そうなって、本来セシルに手紙など出すはずのないバルタが書いた必然が丁寧に描かれています。
お。これが伏線だとすると3巻の時点での私の予想が少し現実味を帯びてきたかな。ww上司から出された新しい指令も明らかにそれを示唆していますよね。

バルタからの手紙を開封する前のセシルの表情の可愛いこと。
あの封緘紙が一瞬ハート型に見えて、よく見るとそうじゃなくて、そんな訳あるかあと自分に突っ込んでいました。紙じゃなくて封蝋かもしれない。

イラストで言えば、イリアのヘソが描かれていたのも衝撃でした。w
一巻カバーの厳つい軍服姿(士官学校の制服かな)からは想像もできない。

サンダースティール作戦の経過は、犠牲も沢山出たけれど、ちょっと都合良すぎの印象です。
ウラノスの諜報網からすれは、あれほど予定通りに作戦が進むのはむしろ危ないのではないかと思っていました。
清顕とイリアが初めて経験する本格的な戦闘です。
かくらは小隊長を務めるくらいだから初めてではないのかな。

ライナの中でのライナとハチドリの相克は、作品中に「意識の座」という言葉が出てきますから、ジキルとハイドというよりは24人のビリー・ミリガン的な二重人格を表しているようです。
私には二重人格が完全に分離した2つの人格があるのか、それとも1つの人格の異なる側面なのか分かりません。
ライナはこれからも大きく心を変えることはないかもしれません。
今後もっと大きな裏切り(本人にとっては本分)を実行するのでしょう。
でも、エリアドールの他の6人と過ごしてきた日々がライナの部分に微かではあっても影響を与えていることは確かで、それによって大きな歴史の転換が起こるのだろうと思っています。

秋津連邦によるセントヴォルト帝国との同盟の破棄はライナも知らなかったということですかね。
収容所送りとなった清顕とかぐらは、なまじっか戦闘技能を持っているから捕虜交換があったとしてもその対象にはならないのかもしれません。
であれば、今後の展開は読めないなあ。

さあ、驚愕の第二部7。

ミオはプレアデスで暗殺術の習得をさせられていました。
そのミオがゼノンによって送り込まれた先に何と、ニナ・ヴィエント、つまりクレアがいました。(ミオの派遣は暗殺目的ではなく話相手としてのようです)

そうだったのかあ。
ここまで描かれてきた誓約の世界は、カルエルによるクレア奪還作戦の前だったんだ。
これは俄然面白くなってきた。(いや、これまでも面白いんですけどね)

クレアの境遇は幽閉状態でした。
私はもっと丁重に、王侯貴族並の処遇を受けているのだろうと思っていました。

ゼノンがミオに予備知識として伝えたクレアの情報を見ると、ウラノスはクレアを恐れているのでしょうか。
「風呼びの少女」を2000年待ち焦がれたいたはずなのに、ウラノスを滅ぼす者として、そうならないように手元に置いているということなのかな。

最後のページのクレアのイラストを見ながら、嬉しくなってついニヤニヤニヨニヨしていたらかみさんに気付かれて、
「顔変だよ。何見てんの?」
ひー。迂闊だった。ヌードグラビア見てではないから、別にいいでしょ! でも、

「あ、話が面白くて嬉しかったからね」
と、言い訳しておきました。

ああ、次が待ち遠しい。
いずれはカルエルも出てくるってことですよね。

あれ? カルエルが向かっているのは神聖レヴァーム皇国の方向じゃないのかな。
プレアデスは空中都市でどこにいるか分からないのはどうすんのかな。

ファナから情報を貰うとか。
うーん。そうなればもっとつながってきますね。
(先走った妄想はこれくらいにしときます)

--

来年(2014/01)から恋歌のテレビアニメが始まります。

クレアの声は悠木碧さん。
神のみで青山美生をやっています。アニソンカバーCDで歌ったカードキャプターさくらの主題歌「プラチナ」は良かったなあ。
deco*27さんの「Love Calender」では「帰想本能」を歌っています。これもいい。

アリエルは竹達彩奈さん。高原歩美だよ。

カルエルは花江夏樹さん。
これまであまり目立った主役級の役をやっていないみたいだから抜擢かな。

TOKYO-MXかあ。2014/1/6から
BS日テレでも1/12からやってくれるから地方でも見ることができます。
でも地上波でやってほしいなあ。

==

5巻読了


泣いた、泣いた。
最初から最後まで、どの節でも例外なしに。

今回は清顕とかぐらが拷問を受けている惨くて痛いシーンはあっても、楽しい場面や、スリリングな緊迫した場面が殆どです。
なのに、そんな場面でずっとずっと泣けてくるのです。


巻頭と巻末にあるミオとクレアが打ち解けていくところは、ミオが彼女らしさを少しだけ見せてくれます。
そうかあ、彼女がプレアデスに連れていかれたことに、物語としてこういう意味があったのか。

プレアデスでのクレアの立場、境遇も明らかになりました。
でもね、口絵イラストでニナの横に書かれている科白、それと国王葬儀の場面でなされるニナが王位継承第二位であるとの説明は、完全に意図的な騙しですよね。w
だって、ニナがウラヌスの王位に就くってことは、カルエルとの約束を反故にするってことですよ。
えーっ。まさか、と。

私は以前このブログに書いた「とある飛空士への期待」に
・クレアがストックホルム症候群で空族に肩入れしてカルエルと敵対する
というエピソードを挙げていました。
これは今描かれているクレアの立場とは違うものを想像していたときに考えたことです。
王位に就くってことは肩入れ以上の意味があります。
まさかまかさと思っていたら、口絵の科白はセシルのものでした。
あー、うー。
こんな仕掛けも楽しいですけどね。

その口絵のイラストのクレアは恋歌から4年成長しています。
恋歌原作5巻のカバーに描かれているカルと同じ時期です。

恋歌の最後でカルとクレアが交わした会話がここでもう一度現れます。

ああ、つまり、これは。
誓約が追憶から始まった飛空士シリーズの長大な完結編になるってことですね。


ミオとイグナのやり取りは面白かった。
クレアがアリーメンを作って使用人達に振る舞うのは嬉しかった。
クレアはずっと待っているんだなあ。




ミオとクレアに関する部分以外は全てスパイ容疑で捕まっている清顕とかぐらの救出でした。
セシルが、バルタが、ライナが、イリアが、それぞれの立場で出来得る限りの知恵を絞り行動します。

その中で秋津連邦の同盟破棄が実はセントヴォルト帝国による陰謀だったことが明かされます。
うーん。物語としてはこういうのがいいねえ。
2巻感想に書いた個人の俗物的な動機ではなく、もっと大きな力が各人の運命を変えていくというのが。

その結果7人が3つの勢力に分かれてしまい、今後の展開がより見えなくなってきました。
でも、それにカルエルによるクレア奪還が深く関与してくるのは間違いありません。
ゾクゾクするくらい楽しみです。

イグナが言った第二イスラ艦隊全滅という予想をひっくり返す、つまりカルエルに協力してくれるのはどの勢力なんだろう。
勿論、ファナのレヴァームは協力するでしょう。
その上で、現時点での私の予想は秋津連邦+セシルのハイデラバード連合です。
ミオとクレアの関係から清顕が動くでしょう。
セシルも、ということは当然バルタも助力するんじゃないかなあ。
その戦い中で清顕とイリアの一騎打ちが起きると想像しています。

バルタがセシルの叔母さんに翻弄される場面、そしてセシルを籠絡しようと会いに行った場面は爆笑物でした。笑いながら泣いていました。

そしてかぐらを救出してかぐらに対する自分の気持ちに気付く場面。
分かってはいたけれど、バルタいいやつじゃん。

これで、私が3巻感想で予想したバルタがセシルに臣従するということも確定ですね。
多分多くの人が気付いていただろうから自慢はできないけれど、自慢しとこう。w


ミオとクレアに話を戻します。
プールの場面は、イラストもあって、明らかに読者へのサービスですよね。w
クレアがアリエル直伝のアリーメンを作る場面なんか、もうほんと、泣けて泣けて。
クレアがウルシラ伯爵夫人や使用人達から慕われているという描写にも泣けて泣けて。
イグナが昔から変わらずクレアに忠誠の姿勢を見せていることにも泣けて泣けて。

そして、巻末、第二次イスラ艦隊でクレア救出に向かうカルエルとクレアがペンダントを介して会話する場面。
こんな場面を読むことができるなんて。

ミオ頑張れ。
クレアをもっと元気付けてくれ。
ミオもつらいだろうけれど、いつかまた清顕と会えることを信じて。

==

たった今(2014/3/24 20:00-20:30)ニコ生で「とある飛空士への恋歌」の第12回を見たんだけど、酷かった。
カット。カット。カット。カット。

11回で空族との最後の戦闘まで。
なのに、12回はいきなり空の果ての描写。
それからOPになって、レヴァームの外交官との会話中に空族から信管が投下。
即、ニナの派遣が決定。別れ。空の果て。

あんまりだ!!!!

シャルルなし、外交交渉なし、マニウスなし、レヴァーム着なし、ファナ無し、レヴァームと協同しての空の果ての探索なし、世界の容貌の説明なし。

酷過ぎる。

あーあ。
だから、1クールじゃ無理なんだよ。
次回が最終回です。

詳しくは、恋歌アニメの感想でどうぞ。
(でも、まだ、12回目感想は書いていません。そりゃそうだ。)

==

6巻読了。

最初から最後まで涙を流しながら読んでいた5巻と違い、6巻(特に前半)は比較的冷静に読むことができました。

前半は7人の現状報告的な内容でした。
かぐらの境遇がようやく明かされました。
いかにもかぐららしかったけれど、あの立場で飛空士になるという志望はどうなんだろうと思ったりして。
セシルは出てこなかった。そのことは6巻最後に意味を持ってきます。

後半。
圧倒的な物量差から全滅も有りうる絶望的な状況の中、それでも祖国を守るために己の技量だけを頼りに立ち向かう秋津連邦草薙航空隊は夜想曲での千々石武夫の姿に、そしてそれは勿論太平洋戦争末期の日本軍に重なります。
犬村さんの空戦の描写は磨きがかかってきて、詩的な抒情性さえ感じます。
今回は敵セントヴォルト側(イリア側)の描写もあるので、それを余計に感じるのかもしれません。

それにしても一回目の空戦での清顕の態度は解せませんでした。
彼が戦いを避けて逃げ回ったことが箕郷空襲の大惨禍を招いた直接の原因ではないにしても、読んでいてイライラが募りました。
こういう内面の弱さが出てくるのはエリアドールの7人のうちで清顕だけですね。
それは誓約が群像劇でありながら、一番の主人公は清顕だからでしょう。

二回目の空戦、イリアとの一騎打ちの場面はどちらが勝つんだろう、つまりどちらが負けるんだろうとドキドキしながら読みました。
誓約第一巻冒頭の文章から清顕が死ぬことはないということは分かっています。
でもイリアの夢に現れた情景からイリアが負けることも有りえません。
あの結末は想像していなかったなあ。(一応ここ、未読の人のために伏せておきます)

二人の戦いの帰趨に限らず、これまでの文章で私が色々書き並べた「予想」など軽く吹き飛ばされたような気分です。

さてさて、次巻がまた楽しみになりました。
来年1月かな。

==

とらのあなの通販で「さなだ屋」ハイジさんの「とある飛空士たちの集い」を買いました。(2014/8/21着)
非公認の同人アンソロジーで、追憶、恋歌、夜想曲、誓約を扱っています。

私はコミケなどの即売イベントに行けない身(病気とかそんなんじゃありません)なので、飛空士関係のファンの動向が全く把握できていません。
盛り上がっているのか、それほどでもないのかすら知りません。

夏コミの後とらのあなで新着を漁っていて、そう言えばと飛空士で検索して出てきたのがこれでした。発行されたのは5月です。

表紙がとてもいい出来だと思いました。


届いたのを読んでみて内容も結構楽しめました。
イラスト、ストーリーコミック、四コマといったビジュアル系が中心ですが、中に一つだけ小説があります。

「カレーパン・ラプソディ」と題されたそれは、誓約のラミア離宮でのクレア、ミオ、イグナ三人の様子、そしてクレア回想としてイスラの学生寮での場面も描いています。

内容はイグナのツンデレです。
(やはりアニメ版の影響なのか、本書中のコミック作品の幾つかも扱っています。最初に原作読んだ私にすればイグナのツンデレはそれほどウエイトがないんですけどね)

作者美和さんの文章は、原作の雰囲気を損なうことなく、寮でみんなでじゃれあっている様子を再現してあります。
もう一度そんな場面を読むことができるなんて思ってもいなかったなあ。

もう一つ、ミオのことを「ラミア離宮に開いた『窓』」と表現している点。
これ、原作にないですよね。(5巻の読み直しをしていないので確証はありませんけど)
美和さんオリジナルの表現なのであれば、これは私が5巻感想の最後に書いたことと相通じるものがあると思います。

本書は飛空士ファン必携の一冊です。
(言い過ぎかw 同人作品に抵抗が無い人であれば十分楽しめます。健全な内容ですしね。逆にエロ期待の人には残念かもw)
残部僅少です。売り切れる前に、ぜひ注文しましょう。→とらのあなの商品ページ

自家通販もあるようです。 下のバナーからどうぞ。
とある飛空士たちの集い

==

7巻読了。(2015/1/25)

キターーーーーーーーーーーーーーー!!!
カルエル! カッケーーーーーーーー!!!

すみません。柄にもなく取り乱しました。
取り乱したと言ってもこの程度ですけど。w

7巻では色々な事象がつながりました。

これまでもあった関係がより強く近くなったのは
ミオとニナ、ライナとミオ、バルタとセシル、清顕とイリア

新しくつながった関係としては
セシルとニナ、セシルのメッセージによるエリアドールの7人内の裏切者2人と残りの5人

これで7人のうち、かぐらを除く6人の最終的な方向性が少し見えてきました。

7巻で示されたかぐらの決断が物語に今後どう関係してくるのかまだ分かりません。
かぐらもセシルのメッセージは当然知っていると思います。
この辺りについては次巻で明らかになるのかな。

ニナ(クレア)がミオにアリエルと似たものを感じたのは嬉しかったです。
二人が友達になったことでお互いの情報交換が可能となり、恋歌の世界と誓約の世界が物語内で強くつながりました。

しかしミオは7巻でまた2回も辛い目に遭いました。
これで犬村さんのドS確定だよなあ。
恋歌ではアリエルも銃撃されましたしね。
きっとヒロインを痛めつけないではいられない性格なんだ。w

セシルからニナに向けたメッセージには泣けました。
それによってミオが初めてライナ以外のメンバーの消息を知ることができたのですから。
ミオもう少しだよ。頑張れ。

ライナがハチドリの部分でさえも人間性を取り戻してきています。
私の予想では、彼は悲しい最期を遂げるのでしょう。
それは多分ミオを守ることに関係しているのでしょうけれど。

清顕が指揮権第二位に指名された時点でアクメド戦死のフラグが立ちましたね。
自分の命と引き換えに蛇撃ちを清顕に伝授しました。
これも清顕の父からアクメドを経て清顕につながったということです。

セシルは女王になってもその芯の部分はセシルだったなあ。
アクメドの死を聞いたらどんな顔をするのだろう。

そういえば、セシルはどうやって第二イスラ艦隊のことを知って、どうやって盟約を結んだのでしょうね。
バルタどころかウラノスにも気付かれずに情報を得てコンタクトするそのラインはまだ示されていません。
以前からシルヴァニア王国と神聖レヴァーム皇国との間に何か関係があったりして。
でも連絡手段がないよなあ。

7巻巻末の用語集にマニウスのことが載っています。
やはり第二イスラ艦隊に参加していました。
つまり彼がニナの後を継ぐという展開も有りえますね。

その用語集に「エリザベートの宝物」で一項作ってあるのがもう可笑しくって。

さあ、8巻は多分6月だ。
楽しみにして待ちましょう。

==

犬村さんのツイッターによると8巻6/18確定です。

==

2015/6/22 8巻読了

フィオ頑張ったね。よくやった。
いつか清顕がメスス島に葬ってくれるからゆっくり休んでね。

--

紫かぐらという凛々しく気高い魂に、尊崇の念をもって哀悼の意を表します。

8巻を読み終わって、あ、とは思いました。
でもそのときは色んな事柄に思考が飛んで、かぐらの死をまともに受け止めることができませんでした。
自分でも不思議なことに「ふーん。そうきたかぁ」という程度でした。

翌日になって、ボディブローのように効いてきました。
かぐらが死んだ。かぐらがいなくなった。
この喪失感の大きさは何だろう。

8巻の帯にもあるバルタのセリフ「また、7人で会うぞ」にミスリードされました。
あのセリフを読んで、これでライナを含むエリアドールの7人が一堂に会する場面が、たとえ一瞬であっても描かれると確信していたのです。

しかしセシルが模索していた恩赦も功を奏しませんでした。
あの状況でかぐらが生き残る道はありません。
そもそもかぐらは死ぬつもりだったのだし、その決意はバルタの「死ぬな」でも覆すことのできない強いものでした。

状況が違ったら、例えばかぐらの兄がクーデター計画の時点からかぐら側についていて、その首謀者となっていたなら、かぐらが生き残る結末があったかもしれません。
雪平は先王の崩御を知らなかったのでしょうか。

かぐらはこの物語の最初の頃から「天命」という言葉を口にしていました。

運命destiny,fateよりも強い天命providenceは、逆らえないもの、受け入れるしかないものというイメージがあります。
但し悪いものではなく、善い悪いを超越しているという感じです。
運命は人であればどんな形であれ誰にでもあるけれど、天命は限られた人にしか与えられない。しかも自分に天命があることに気付ける人は幸運な人であり、その天命を全(まっと)うできるのは更に稀有な人である。
かぐらの死にそんなことを考えました。

かぐらの名誉は新王(大威徳親王)が存命の間は回復されることはありません。
かくらの成したことを知っているのは今上皇王のみで、彼がそのことを周囲に漏らしたら、それはかぐらの死を意味がないことにしてしまうからです。
とは言え、かぐらを刑場に導いた憲兵など、軍内部にはその意味を知っている人がいるから、今上陛下崩御後に表に出てくるのかもしれません。
その場合は、かぐらと、かぐらのことを思って最後まで隠し通した大威徳親王二人が称えられるのでしょう。

かぐらの刑死日は特定できませんでした。
8巻末の新聞記事は12月15日付けで、それに記された大本営の発表は14日未明です。
かぐらは青空の下で銃殺されましたから、13日以前のいずれかの日ということです。

飛空士シリーズを振り返ってみると、悲壮な、しかし無駄ではない死に様を見せるのは、恋歌のミツオ(斎ノ国)、夜想曲の千々石(帝政天ツ上)、そして今回誓約のかぐら(慧剣皇王国)であり、全て日本風の国の国民です。
たまたまなのか、意味があるのか。
私は、犬村さんが「戦争が起きたら逃げる」と答える国民が多い日本人、特に若い人に、「そうじゃないだろ、こういう生き方(死に方)もあるんだよ」と諭しているように思えます。

かぐらの死は残ったエリアドールの6人にどのような影響を与えるのでしょう。
清顕は実の姉に続いて、その姉の面影を見ていたかぐらも失ったことになります。
バルタは、うーん、どういう反応をするのか分からないなあ。

かぐらとバルタによる休戦合意が、地上国家群とウラノスとの最後の戦いにつながって行きます。
かぐらが願った「無駄な戦いを止める」ことが結果的に新しい戦いを生み出します。

この皮肉、矛盾は、この物語の登場人物だけでなく、読者である私達全員が受け入れなければなりません。

それにしても、橋の上での休戦交渉は「映画的」でしたね。
あの場面はアニメではなく実写で見たいなあ。
叶わない夢であることは分かっています。
あそこだけ切り取った舞台とか。
誰がキャスティングされても不満だろうから、夢のままにしておきましょう。


ーー

「軍事を知らずして平和は語れない。経済を知らずして軍事は語れない」

これはコラムニストの勝谷誠彦さんがよく使うフレーズです。
この言葉の前半は、飛空士シリーズでも常に示されています。

8巻巻末の参考文献リストを見ましたか?
3冊挙げてある本は全て戦争と経済に関するものです。

つまり犬村さんは上のフレーズの後半部分も熟知した上で、バルタの祖父レニオールを登場させているのです。

レニオールはまだ十歳のバルタを自分と同じバケモノ(頭脳のことでしょうか)だと分かって、衛生兵として戦場に放り込みました。
その理由は敢えて解説しませんが、8巻読んだ人には解りますよね。

8巻でマニウスが「ウラノスの戦争は経済は関係ない、天地領有のためだ」と発言しています。
この動機は厄介なんですよね。
妥協・交渉の余地がないのですから。

私は恋歌感想で空族(ウラノス)について「ユダヤ的なイメージがある」と書きました。
風呼びの少女を2000年待っていたことからの類推です。
しかし、誓約ではウラノスはニナをかなりぞんざいに扱っていて、とうとう失脚させてしまいました。
なんだか、ユダヤというよりISIS(所謂イスラム国)のイメージに近くなってしまったかな。



ーー

シャルルだけでなく、吉岡ユキと千々石武夫の息子吉岡武雄が登場したのには快哉を叫びました。

これで、追憶-恋歌-夜想曲-誓約という飛空士シリーズの全てがつながりました。

カルエルによると二人ともバケモノだそうです。このバケモノは飛空技術のほう。

カルエルが海猫の名前を狩乃シャルルだと知っていたことは、追憶に記載されていた「その後シャルルが無名だった」ことと矛盾するのかもしれません。
これはまあ、仕方ないのかな。
一般には無名だったとか、レヴァームでは無名だったとか、そういう解釈もできますしね。

シャルルが現在どこに所属しているのかは分かりません。(見落としてなければ)
ゼノンのセリフ(だったかな?)でレヴァームと帝政天ツ上から先遣隊が第二次イスラ艦隊とともに派遣されたとなっていました。
アイレスⅤ(レヴァーム)がシャルル、真電改(帝政天ツ上)が武雄のはずだから、シャルルの派遣にファナが関与しているのは間違いないってことですよね。

--

ヴェルナー財閥が開発を進めていたジェットエンジンは飛空機に取り付けられないそうで、でも。バルタはそれでいいから開発を進めろと言っています。

これは、要するにロケットを作るってことですよね。

どこでだったか記憶が定かではありませんが、誓約の今後として「エティカを目指す」という文章を最近読みました。
これって、以前私が書いた妄想(とある飛空士への期待に収録した「とある飛空士への憧憬」参照)とほんの一部だけ重なっています。w
あれを書いたのは2011年3月だからもう4年も前のことです。

いよいよ誓約もクライマックスが近付いてきました。
あと何巻出るか分かりませんが、終わるのが惜しいという気持ちと、早くラストを見たいという気持ちの間で揺れながら、次を待つことにします。


2016/12/06 追記 9巻感想前篇

あぁ。あぁ。嗚呼。
バルタに分からないことが、凡夫の私に分かるはずがない。(開き直りw)
フェイクだなんて微塵も想像できないくらい、犬村さんの記述は巧妙でした。
かぐらへの追悼の言葉を返してくれ。wwww

私は誓約の感想を3年間書き続けてきました。
追憶、恋歌まで遡ると5年くらいになります。
誓約の感想は最後まで読んでから書くつもりで、各巻ではその時々のコメントだけにしていました。途中から実質的には感想になっていましたけど。

誓約が完結したことで、正式に感想を書く条件が整いました。

私は最初の恋歌感想でこう書きました。
「読んでいて何度も(いい意味で)裏切られるますが、決して読者を裏切りません」

裏切られ続けた5年間だったなあ。
ここに書いた私の予想はことごとくと言っていいくらい外れました。
これは勿論、喜んでいるのです。

自分の洞察力のなさ、推理力のなさ、読みの浅さからくる誤認や読み間違い、ああ勘違いが多く含まれていることにも気づきました。

かぐらが生きていたこと。
ああ、もう。8巻コメントを削除したい。w

ライナが死ななかったこと。
ああ、もう。7巻コメントを削除したい。w

清顕が誰からも認められるくらい成長したこと。
ああ、もう。6巻コメントを削除したい。w

バルタがセシルにおちょくられながらも相変わらず横柄な態度をとること。
ああ、もう。5巻コメントを削除したい。w

えっ? イスマエルターンと蛇撃ちって別物なの?
エアハント士官学校に全員が「飛空士」になるために入ったんじゃないの?
考えてみればジェットエンジンとロケットエンジンは違うよなあ。
その他、大きいものから小さいものまで、色々な間違いが埋め込まれています。

こうなったら開き直るしかない。
皆さん「間違い探し」で楽しんで下さい。www

以下は、その間違い探しの新たなネタを提供するつもりで書くことにします。


最初は3巻のときに約束した【ミオ】について。

>ミオについて述べるのはこの物語を最後まで読んでからにします。

>それにしても
>「さよなら、はじめて恋したひと」
>「さよなら、わたしの撃墜王」
>この科白がこのタイミングで出るかぁ。
>泣くのはまだ我慢しとこう。

飛空士シリーズでヒロインが発する「さよなら、……」が、それまではクライマックスで出ていたのに、誓約では3巻というかなり早い時期に出てきたことで、色々な憶測をしていました。

私はやはりミオと清顕が一緒になってほしかったのです。
(多分に幻想を含む)幼馴染という関係性は、物語世界の中では私だけでなく多くの人にとっても、ある種特別なものがあると思います。

今になってミオと清顕の関係を考えてみると、それは恋歌でのアリエルとカルエルの関係及びその結末によく似ています。

犬村さんが意図的にそうしたのか、それともたまたま、もしくは必然的にそうなったのかは分かりません。

但し恋歌はアリーがカルをクレアに取られてしまったという(敢えて言えば)比較的単純な結末でした。
これに対してミオの場合は、イリアに取られたというより、ミオの宿命的な要素のほうが強いです。
ミオに工作員としての背景がなくそのまま清顕につき従っていたら、幼いころの約束が果たされた可能性が高いと思うからです。
逆に、工作員一家でなかったらメスス島に行くはずもなく、つまり清顕と出会えなかったのですから。

夜想曲の武夫とユキ、追憶のファナとシャルルも幼馴染と言える(後者はちょっと苦しいけれど)ことをから、飛空士シリーズ全てに「結ばれない幼馴染」という関係性が含まれているとみなすことができます。

ただし夜想曲は子供ができたからこれもちょっとイレギュラーではあります。
夜想曲は後半が特に少年・青年の物語というより、少しだけ大人の物語だからなあ。

ちょっと脇道に逸れます。
女性工作員というと普通はスパイ映画でしかお目にかかることはありません。
ただ、某国に日本の政治家が訪問したり、外交官が赴任したりすると、その宿舎に該当人物の好みど真ん中の女性が訪れるなんて話はよく聞きます。
あの国ならさもありなん。
それにひっかかって機密を漏らし続け最後には自殺した人もいます。
実際の工作員はもっと地味な活動のほうが多いのでしょうけれど。
欧米を考えると、現在においてハニートラップを仕掛けるエージェントが活動しているというイメージはあまりありません。
ロとか中とか北とか人権なんか屁とも思っていない国ならともかく、近代先進国でどうやってそれを育成するかという問題からです。
ミオのように弱みに付け込んでということも考えられますが、そもそも組織としてそれをやらせることが可能でしょうか。

その延長で考えたとき、日本はどうか。
日本にはCIAやMI6に相当する機関はありません。
戦前はありましたし、そこには女性工作員もいたはずです。
仮に今、そのような機関が作られたとして、その女性職員が色仕掛けを実行する工作員として動くことがあるか、組織としてそのような命令を出すことができるか。
難しいでしょうね。平和ボケもありますけど、どんな汚い手段を使っても情報を得るという意識が今の日本人には乏しく、戦後教育を受けた世代が殆どの国ですから。

また多くの国にスパイ防止法があり、最高刑は死刑です(だからミオとライナは捕まったら死刑になります)。日本にそんな法律はありません。だいぶ前に国会で審議して成立しませんでした。
国を、国民を守るための法律に反対する勢力がいる。変な国です。


ミオに話を戻します。

あの科白が3巻で出たのは、物語としてのミオと清顕のエンディングはないという犬村さんによる意思表示だったのでしょう。

二人が結ばれる結末を願っていた、もしくは当然そうなると考えていた私はまだその時点でその意思は読めませんでした。

ミオの背負った宿命から考えてこれはどうしようもないことですね。
3巻のあのとき、ミオは清顕と一緒になることを諦めたからこそあの科白を吐いたのだと理解することにします。

だけど、ミオはもう一つのことは諦めませんでした。
清顕の約束を信じることです。
その後ミオはゼノンの元で何度も辛い目に遭います。
清顕を信じていたからこそ、それに耐えることができたのだと思います。

清顕が助けにきたとき、清顕の指輪を抜き取って捨てたシーンは象徴的でしたね。
あの指輪は、フィオが運んだ情報がミオからのものであることを証明する手段でした。
清顕がそれを身に着けていたのは、彼の気持ちがまだ揺れていたからなのでしょう。

終章最後に描かれているミオと清顕の関係は、宿命を受け入れそれを超越した状態で、恋愛とは別の次元での関係になったのだと思います。
幼い頃の約束は果たされませんでしたが、大人になってからの約束はプレアデスの奇跡として成就されました。
私はこの二人の関係を、ほろ苦とは少し違う、微笑ましさとも少し違う、泣いているような笑っているような、そんな自分でも不思議な感情を持って受け入れることにします。



【イリア】について。

色々なことを端折って大雑把に俯瞰したとき、エリアドールの7人の女性4人の中で、イリアが一番幸運かつ幸福だったと思います。

第1巻のカバーがイリアだったのは示唆的ですね。

飛空士の世界は、リアル世界と対比すれば20世紀前半から半ば、第二次世界大戦の頃に相当します。
当時はアメリカでも女性の戦闘機乗りは存在しなかったのではないでしょうか。
(まれにはいたのかもしれませんけど)

父から飛空士になることだけを仕込まれ、少女らしい、女性らしいことを知らずに育ってきた彼女の内面を想像するのはかなり難しいです。
あの境遇であれば、物語当初に見せるような冷徹な人格のまま人生を過ごすのが普通であろうと思われます。

しかしイリアはエリアドールの仲間と出会うことで、大きく変わりました。
あの飲んだくれのどうしようもない父親を気遣っていた場面など、元々そのような性質、性格を秘めていたのだろうという想像もできると思います。

イリアはいい奥さんになるでしょう。
清顕はあの性格でよくゲットできたもんだ。
命を懸けたまさに死闘を経た二人だからなあ。

イリアというのはロシア語圏の名前のようです。
イリヤとの違いが今一分かっていませんけど。
ヤが男性、アが女性なのかな?

清顕、かぐらは当然日本名なんだけど、それ以外の登場人物が名前からどの国を想定してあるのかが分かればもっと面白いのかもしれません。
リアルではアメリカという移民の国があるから、そこで分からなくなってしまいます。
バルタはアメリカなんでしょうけれどね。
イメージで言えば、ミオはフランス、セシルは北欧、ライナはドイツか?


【かぐら】について

8巻コメントであれだけの追悼文を書いた私は、9巻で石になったバルタと殆ど同じです。w

あのコメントでかぐらが生きている可能性に言及しなかったこと、できなかったことは残念でした。
考えてはいたのです。でもかぐらが処刑される場面の記述があまりに巧みで真に迫っていて、それを否定する論拠を見出すことがどうしてもできませんでした。
本当に撃たれているのだから、真に迫るのは当然ですね。

但し、追悼文を書いたこと自体、及びその内容は恥じていません。

かぐらは皇王を守るため、国民を守るために一度死んだ。
そしてバルタとまた会うため、橋の上でのバルタとの約束(命令?)を守るために生き返ったのです。
生き残ったのではありません。

だから、追悼文を書いたことは間違っていないし、その内容も私の真摯な気持ちを素直に表現できたと思っています。

バルタの墓参りでかぐらが現れた場面は、本当に幽霊なのだろうと思っていました。
あの辺の描写も上手いんだよなあ。

セシルはバルタの扱い方が分かっていて、おちょくったり操縦したりしています。
そこにあるのは、ある意味での駆け引きです。

それと比べて、かぐらは気持の上で最初からバルタの上位にいるような気がします。
上下と言うと少し違うのかもしれません。
バルタを、あの面倒な性格も込みで包み込むような母性(この言葉もまたちょっと違う)があると考えればいいのかな。
だから、かぐらとバルタの間にあるのは駆け引きではないのです。

エリアドールの7人の中でかぐらは長姉的な存在でした。
一般的に、長姉はおっとりしているイメージがあります。
マンガで例えれば、「みなみけ」の南ハルカとか、「らんま1/2」の天道かすみとか。
「三月のライオン」の川本あかりも、あの境遇でおっとりなんかしていれらないけれど、本来はそうなのだろうと思わせます。
(「よつばと!」のあさぎはちょっと違いますが、あれは作者のあずまきよひこさんがわざとそうしたのかな)

かぐらは、こういう一般的な長姉のイメージとは違います。
きりっとして皆を引っ張って行くイメージです。
頼りない弟分からみたら、憧れの姉さんという立場でしょう。

私は第一子長男で、近所にいた10人の従兄弟達の中でも一番年上だったから、姉という存在になじみがありません。
そのことがどう関係しているかは分かりませんが、年上萌え属性が昔から希薄です。
これ、逆説的に聞こえるかもしれません。
姉的存在がなかったから、姉的存在に憧れるというのが話の流れとしては普通でしょう。

私の場合は姉的存在がいなかったから、年上(学校では上の学年)の女性とどう接したらいいのか分からなかったのです。
同級生や下の学年とは平気だったのに、何でだろう。

中二のとき学校の放送委員会に所属していました。
メンバーは2,3人ずつの班になって曜日毎の当番になっていました。
私は土曜日で、その同じ当番が3年生の女子。しかも、その学年一番の美人でした。
放送室に二人きり、でも話すことができなくて気まずくてねえ。ww
同じ班になったのは、私の父が放送委員会の担当だったから「余計なお世話」をしてくれたせいだろうと思います。はい、父は私の通った中学に勤めていました。

長々と自分のことを書いて何が言いたいかというと、私から見たかぐらは、尊敬の対象ではあっても、憧れの(別の言い方をすれば萌えの)対象ではないということです。

これが8巻でかぐらの死を知った時点での冷静さと、その後の大きな喪失感となって現れたのだと思います。

バルタはね、多分、かぐらに甘えてるんです。
いいカップルだと思います。


【セシル】について

恋歌のカルエルは貴種流離譚とも言えたけれど、セシルはそのイメージではないですね。叔母さんなどがちゃんと把握しているのですから。

でも読者には、物語の前半はそれが分かりません。
王女がミオなのかセシルなのかすら、なかなか明かされませんでした。

7人の中で末っ子的存在(私の感覚です)だったセシルが実は王女だったという設定は、今になって考えればそれ故の男女比3:4だったのか、とか、物語をパズル的に見たときの各ピースのあまりに嵌まりように圧倒されるばかりです。

市井の女性として生きるか女王になるか迫られたとき、後者を選択するのは難しいでしょう。
戴冠後のセシルの活躍は、一族の血を引き継いだ一種の才能からなのだと思います。

所謂、一筋縄では行かない存在として、あの世界情勢の中で地位を築いていくのでしょう。
権謀術数渦巻く中、それは孤独で辛い生き方かもしれません。
でも仲間の存在が、彼らと触れ合う時間が、その辛さを減じてくれるのでしょう。

マニウスとの関係は、やはり友達的というのがいいかな。

西洋史の中に、元首同士の結婚というのはありましたっけ。
記憶にないんだよなあ。勿論国を超えた王族同士の結婚はありました。
一番有名なのはルイ16世とマリー・アントワネットですね。
でも王族同士の結婚というのは、その後の領土継承権問題が絡んでくるから、簡単ではないのです。

そう言えば、バレステロス(カルエルの国)との交流は「革命の輸出」という厄介な問題を孕んでいるんじゃないかなあ。
風の革命は現実のフランス革命と同様に、その後のすったもんだや王政復古とか色々ありそうですけどね。
それでも、思想的な影響を考えると、エリザベートの将来は安泰とは思えません。
世情が安定したら、エリザベート自身がすっぱりと共和制に移行させちゃったりして。

あ、この方向性は面白いなあ。
女王としての役割を果たした後、市井の女性に戻る。
彼女は人気があるから国民が簡単には許してくれないでしょうけれど。

【バルタザール】について

私はバルタザールの呼称「バルタ」がすっかり気に入ってしまって、この感想の中では殆どこれで通してきました。

彼は味方にするととても頼もしいけれど、敵に回すとこれほど厄介な相手はいないでしょう。
味方と言っても上司があれじゃあいやだろうなあ。w
あ、部下でもいやか。
誓約の中ではバルタの上司は出てきますが、部下は直接には出てきませんでした。
こき使われるんだろうなあ。
最初の頃のミオとセシルがそれに当たるかな。

バルタは祖父レニオールに対抗するために努力を惜しみませんでした。
それが彼の目的になっていました。

巨大な経済力(とりあえずそれを財閥と呼んでおきます)はカリスマのある創始者が没したあとは、後継者の資質によってはあっという間に崩壊してしまいます。

三菱財閥が創始者岩崎弥太郎の子供や甥などを英米に留学させたのはそれを見越してのことでしょう。

レニオールのバルタの扱いは凄まじかったですね。
あれでは精神が崩壊してしまうかもしれない。
それに耐えられたら後継者にしようと考えていたのか、幼いバルタの資質を見てこのままでは良くないと考えたのか。
私は後者だったのではないかと思います。
衛生兵としての試練がバルタの行動の基礎になり、世界を平和に導いたということで、祖父の先見の明は確かだったのでしょう。

綺麗ごとの理想論かもしれませんが、儲けることだけが目的の事業家は世界を動かすことなどできないのです。

一緒になった後、かぐらは何をしているのでしょうね。
花屋事業の手伝いもしているのかもしれませんが、あの子供の数から考えると、専業主婦だったりして。
専業主婦が悪いとは言いません。うちのかみさんもそうです。子育てにはそれが望ましい場合があります。
だけどかぐらを専業主婦にするって、ものすごく贅沢かも。

バルタは幸せだと思います。


【ライナ】について

ライナの目的は母親を守ることでした。
一家をあのような境遇に陥れた相手を探し出して復讐することが目的のように見えますが、それだけだったらゼノンの部下としてのあの立場に耐えることができたでしょうか。

快復の兆しを見せた母を連れてミオと逃避行。
終章の時点で母親はもう亡くなっていたのかもしれませんが、親孝行できたのだろうと思います。

ライナとして見せるヘラヘラした態度、ハチドリとして見せる冷徹な態度、その奥にトマス本来の人格があるからこそ、ライナは単純な裏切り者、憎まれ役ではない厚みのある人物になっているのです。
ミオはそれが判っていたのかな。

彼の存在によって誓約の物語そのものが、厚みのあるドラマになったのだと思います。

ただ、トマスとしての彼の本質部分があまり描かれていないので、他のメンバーほど親近感を持つことはあまりできないのも事実です。
ミオと一緒になってからの彼の態度を想像することが難しいのです。

だから清顕がライナのことを友達と言い続けたのは、清顕がカルエルほどのド天然ではなくても少しお人好しの入った天然だったからかなあとも想像します。

ライナはどんな仕事をしているのでしょうね。
彼ほどの能力があれば何でもできるのでしょうけれど。
客商売してお客に対応しているライナ。……あ、むしろ違和感ないかも。w

ミオと出会えたことが、彼の最大の幸運だったのかもしれません。


【清顕】について

清顕が飛空士を目指したのは家族を殺されたことへの復讐のためでした。
しかし、途中から、シャルルや千々石と同類の「飛空士としての求道者」的な風貌が現れてきたように思えます。
カルエルもそれに近いんだけど、彼の場合はクレアを取り戻すという明確な目的があるので、若干違うのかな。

9巻時点で清顕が到達した境地は、シャルルや千々石の域にはまだ達していないのかもしれません。
しかし彼なりにその道を極めたことで、仇敵カーナシオンに「感謝する」と言わしめるまでになりました。

清顕は物語全体の印象として「状況に流される」ことがよくあったと思います。
その意味では7人の中で清顕が一番意志が弱いのかもしれません。
でもそれを別の言い方で表現すれば「人が好い」になるので、自分の意志をゴリゴリ推し進めるタイプのキャラ(バルタなんか典型ですよね)に比べて好感を持たれるのでしょう。これは主人公に必要な、もしくはあった方が好ましい要素だと思います。

主人公にはもう一つ「女性に対して奥手」という条件があります。
あまり極端な奥手では困るので、まあ、そこそこのということです。
ダンまちのベルなんかはその極端に近いですけどね。(ハーレム仕様だからなあw)

だけど幼い頃は嫌がるミオを無理やり飛空機に乗せてましたね。
あれは思春期以前だから。

清顕がミオへの気持ちとイリアへの気持ちの間で揺れているとき、決断というか、自分の気持ちを自覚したとき、物語の中ではそれがなかなか明かされませんでした。
上に書いたように、ミオと一緒になるのが当然と思っていたこともあって、私には分からなかったなあ。
今になって振り返ると、1巻冒頭の文章はそれをかなり明確に暗示(変な表現だw)していたんですけどね。

2巻で清顕が「あきちゃん」と呼ばれていたことについて「ひっくり返りました」と書きました。
私がかみさんの友達連中からそう呼ばれているからです。
ただ、この「あきちゃん」はその後はあまり出てきませんでした。

そして9巻、清顕とイリアの息子の名前を知って、そこを読んでいたときに座っていたバスの座席から転げ落ちそうになりました。
ああ、まあ、つまり、そういうことです。
一般的で珍しくはないけれど、小説の登場人物名ではあまり見たことがないのです。

彼ら子供の世代はどんな物語を紡いでいくのでしょうね。


【全体】について

流石に全9巻ともなると、ディテールどころか物語の大きな流れですら覚えていない部分があります。
読み返しはやっていないのです。
地理や国同士の敵対関係も複雑ですからね。

誓約を大雑把に説明すれば、エリアドールの7人がキーパーソンになって時代の転換点を生み出した物語ということになります。

そこには恋愛、愛憎、友情、裏切りといった普遍的なテーマが数多く埋め込まれています。

飛空士シリーズは追憶、恋歌、夜想曲いずれも、切ない終わり方をしました。
それに対して誓約は絵に描いたような大団円でした。

色々批判はできるでしょう。甘いとか、ありえないとか。
でもね、私はとても嬉しかったのです。

こんな素晴らしいハッピーエンドが用意されていたなんて。
しかも、カルエルはクレアを奪い返し、シャルルは親友千々石と心を通わすことができました。

彼らの活躍であの世界にとりあえずの平和が訪れました。
エリザベートとマニウスの威光があるうちはその状況が続くでしょう。
でも大小の王国が割拠する情勢は変わりません。
民族間、国家間の恩讐がそう簡単に消えることもありません。
歴史の流れの中では束の間の平和ことになるのも人間の必定だと思います。

ではあっても、彼ら7人が、そしてあの世界に住む人達が、その束の間の平和を享受して幸せな人生を送ることを願わないではいられません。

いい物語に出会うことができました。

==

誓約9巻をもって飛空士シリーズが完結ということで、犬村さんがもうこれ以上書かれることはないのかもしれません。
だけと、飛空士シリーズを愛する者としてはもっともっと読みたいです。
我儘と知りながら、読みたいことを並べます。

描かれなかったエピソード

・清顕がカルステン(イリアの父)に結婚の挨拶に行った場面
  これ重要ですよね。二人の父親の因縁をどう解決したのか。
  終章ではカルステンが清顕を「婿殿」って呼んでるんだから。

・バルタとかぐらの結婚式
  かぐらの身分をどうするという問題はあるけれど、バルタのことだからどうにかしているのかな。
  ミオとライナは出席できないけれど、エリザベート女王ご臨席の下、厳か且つコミカルな式になったと思います。

・ミオとライナのプレアデス逃避から9巻終章の場面まで
  これだけで一巻の物語になりますよね。

・カルエルとクレアの帰還、アリエルとの再会
  これは本当に読みたいです。
  私はアリエルが大好きなので。


誓約その後

・初の大型ジェット旅客飛空機で7人がバレステロスに親善訪問 ミオとクレアの再会
  恋歌メンバーも登場して、賑やかな内容になるといいなあ。

・セシルとマニウス(ある日の二人的な内容)
  これは軽いエピソードを期待します。


敢えて挙げる問題点・妄想・その他(こういうのが私の文章としては一番危ないw)

・エリザベートがレヴァームとどのようにして連絡を取ったのか説明がなかった。
・言語の問題はスルー? 3地域の交流はまずそれが障害になるのでは?
・3地域それぞれに、似たような世界があったのはなぜ?
 段の上下の国家構成も似てましたよね。
・ファナはどうしてるんだろう。
・カルエルからの手紙が届いていたが、どのくらい時間がかかるの?
・ナナコの「空の果てのイスラ」は、第二イスラ艦隊帰還後に出版されたのですよね。
 第一次の回想録としてはそれもありなんだろうけど若干インパクトが弱くない?
・あ、「とある飛空士への追憶」もナナコが書いたという設定も可能になったかな。
・カルの写真にアリーとイグナが写っていたのは嬉しかったなあ。以前書いた文章→
 >クレアと一緒に戻ったイグナとのロマンスなんて、安直すぎですかね。
 >イグナも妾腹とは言え元王子ですから。(王子は皇子の間違いでした)
・ウルシラ伯爵夫人は亡くなったけれど、イグナ以外の随員はどうなったんだろう。
・カルと再会した後で、クレアのラミア離宮での使用人に対する気持ちの表明は欲しかったな。
・デミトリウスが最後までニナに手を出さなかったのは、凄く不自然かも。

=謝辞=

9巻感想を書き始めてから毎週「とある飛空士への誓約 遅れてきた」で検索してここを訪れて下さる方がいます。

今自宅のPCが半身不随の状態になっています。かな漢字変換を一つしただけで応答が返ってくるのに10秒以上かかるのです。
しかも頻繁に落ちたり、ブルー画面が出たりします。
ネットもかなり待たされます。ISPではなく、ブラウザの反応のせいでしょう。

そのため家で文章を書くのが困難で、職場で始業前や昼休みにこそこそっと書いているのです。
さすがに文章をアップするのは家でやっています。

楽しみにして(かどうかは分かりませんが)ここを読みにきてくれる人がいるからこそ、それが励みになって、これほど早く感想を書き終わることができました。
でなかったら、終わるのはいつになったことやら。

どうもありがとうございました。


=小川麻衣子さんへ=

小川さんは誓約には直接の関係がないのですが、コミック版追憶を書店で見かけたことが私が飛空士シリーズに触れるきっかけでした。
あれがなかったら、今でも知らないままだったかもしれません。
いいご縁を与えて頂きました。


=森沢晴行さんへ=

森沢さんの描かれたイラストを見ながら、自分の年齢を忘れて登場人物達と同世代の感覚で読むことができました。
アリエルが大好きなんだけど、ビジュアルとしてはクレアが好みなんて、自分でもよくあんなこと書けたものだと思います。

今後もご活躍を期待します。


=犬村小六さんへ=

大作となったシリーズの執筆、お疲れ様でした。
追憶のとき、ここまでなることをご本人は想像しておられたのでしょうか。

最初は口コミで広まったというのが、本シリーズの特徴をよく表していますね。
キャンペーンやコラボなどで無理やりではなかったことが、良い作品の証しでしょう。

本当に面白かったです。
ありがとうございました。

読むだけでなく、好き放題に感想を書いてとても楽しむことができました。
犬村小六「ドS」説とか、夜想曲感想ではトンデモ解説までやってしまって申し訳ありませんでした。(笑)

望むらくは、誓約のアニメ化は慎重にご対応頂きたく。


スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://gatsutaka.blog26.fc2.com/tb.php/303-5a62f40b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。