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たか号(gatsutaka)

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遅れてきた突っ込み
書きたいことは山ほどあるけど、暇がない。 だから、多分、どれも旬を過ぎた話題ばかりに なりそうなブログ。ここでのハンドルはたか号ですが、小説などはgatsutaka名で書いています。
二周目の僕は君と恋をする 感想



飽きることなく何度も何度も創られているタイムスリップ、タイムリープ物の一つ。
それほどに誰もが「もう一度あの時に戻ってやり直したい」という願望があるのでしょうね。

私は仮に記憶を保持したまま過去に戻って何かをやり直すことができたとしても、それによって発生する新しい事態が新しい後悔を生み出すのは避けられないのだから、遡り自体が無駄なことだと考えています。
誰かの命に関わるようなこと、不注意で誰かを死なせたとか、検診を受けなかったばかりに発見が遅れてガンで亡くなったとか、そういうことであれば「願望」することを否定まではしませんが、どっちにしろできないのだらか詮無いことに変わりはないと思います。
況や、恋愛に関してをや。

だからこれをテーマとする小説などの創作物は、よほどの新味がなければ読む価値がありません。
価値があったと感じたのは三秋縋さんの「スターティング・オーヴァー (メディアワークス文庫)」かなあ。
タイムリープという設定を逆手に取った見事な内容。これはお勧めです。
実写映画化された赤城大空さんの「二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)」も嫌いではないのですが、人に勧めるほどとは思えません。
「無邪気の楽園」は、・・・あれは天国かな。嘘々w

さて、本作はどうか。(以下ネタバレ含みます)

私が本作を買って読んだ動機は単純明快、イラスト担当が和遥キナさんだからです。
イラストが他の人だったら、本作のタイトルだけで読む気が失せていた可能性があります。

後書きによると、作者の瑞智さんは和遥さんのことを知らなかったみたいですね。
それなのにイラストを担当してもらえるとは、なんとバチ当たりで、なんと羨ましいことか。w
私だけでなく、カバーが和遥イラストだから買ったというファンが大勢いるはずです。

さてさて、肝心の中身についてです。

実は読んでいての感想はかなり低評価でした。
文体は平凡。
ありきたりで面白みのない比喩、描写。
類似品を幾つも思い出すエピソード。
テンプレートとしか思えない鈍感系の主人公。

ラノベを、小説を最近読み始めたばかりの青少年ならばこれでもいいだろうけれど、ある程度読んできている読者には退屈でつまらない。

脇役の二人はいい線行っているのに、終盤に中途半端な形で消えてしまいました。

ヒロインは、その見た目、性格、嗜好、行動、何よりその気持ちが、本作がターゲットとしているであろう読者層にとって理想的な存在かな。

だって、主人公本人が全く気付いていないうちに好きになってくれているヒロインなんて理想的で都合のいい存在の極みですよね。

そういう理想的なヒロインと、平々凡々な主人公のラブロマンス。
もう、典型の典型です。

タイムリープの起こり方も極めて恣意的で都合が良すぎます。
象徴的なアイテムであるヘアカフスは、その存在の必然が感じられません。

うーん。救いようがないなあ。w

逆に、良かったと思う点を挙げてみます。

・タイムリープについて、二人であれこれ検討している場面。
 これは個人的にとても好印象です。
 だって、ファンタジー系のラノベでは起こっている現象の説明を最初から放棄しているのが多くて私はとても不満なのです。
 ラノベ読者にはあまり気にしない人が多いのかな。
 どうせ説明不能だとしても、少しは言及して欲しい。
 本作程度でいいんです。

・春の祭典の扱い
 私はベジャールの春の祭典の公演を見に行ったことがあります。
 東京で、つまり日本での確か最後の公演でした。
 バレエにそれほどの興味はないのですが、ベジャールは特別でした。
 一般には丸いテーブルを使ったボレロの振り付けが有名ですよね。



 茉莉の振り付けはオリジナルだし、前衛的なベジャールのものとは全く異なるのでしょうが、そういう思い入れがあるので嬉しかったのです。
 ただ選ばれし生贄の乙女などこの曲の世界観と、茉莉の消失をリンクさせているような部分は、納得できるレベルには至っていないと感じました。
 それと、バレエやクラシックの界隈では本当に「ハルサイ」って呼んでるの?
 私は周囲にこの曲について語りあえる人がいなかったので状況が分かりません。


・あれ?   他には良かった点が無い?

実際、第九章まで、つまり殆ど最後まで「つまらなかったなあ、時間の無駄だったなあ」という気持ちが強かったのです。
このまま茉莉が消えて終わりなら、ヒロインが死んで終わる話と実質同じだよなあとも。

だけどね、あの短い終章を読んで評価が少し変わりました。

崇希のあの行動は、作品全体から導かれる当然の帰結とは思えません。
あの行動にからまった伏線が収斂して解決に至るという見事さは全然ありません。

言ってみれば唐突。

でも、まあ、あれで良かったんじゃないかな。

何を隠そう、私は都合のいいハッピーエンドの物語が大好きなのです。

==

さて、和遥キナさんの「並行少女世界13」が現在絶賛発売中です。
本作のカバーイラストも収録されていて、それをA4版の大きなサイズで見ることができます。

売り切れ必至(これは過去の例から間違いありません)。
いますぐ注文しましょう。

→ メロンブックスのページ

paragirl13
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